NAOMI〜エメラルドグリーンのクレフ2

半農半Xを目指して。過去ログ2006~2013:http://blog.goo.ne.jp/n_aomi1214

八ヶ岳南麓里山日記・・人生のチャレンジャー!?

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近所の里山越しに見た八ヶ岳

こんにちは。

今日は1月7日、七草がゆを食べる日です。

我が家では朝食にパンとご飯を一日おきに食べています。

そんなわけで今朝はパン食の日・・それで昨夜、一日早い七草がゆを食べました。

今日までが松の内で、明日はお正月飾りをはずします。

そして・・

一都三県にいよいよ非常事態宣言が発令されることになりました。

経済的打撃がまたまた・・

私も新宿でのレッスンをどうするか悩むところでしたが、感染の広がり方が前回の非常事態宣言の時より分かって来ましたので、たんたんと続けることにしました。

お弟子さんの中には、非常事態宣言を受けて外出自粛する人もいますが、今のところレッスンを続けてくれる人もいて有難いことです。

ところで、昨日ネットの記事で「新型コロナは拡大と縮小を繰り返しながら3~5年くらい続くかもしれない」というのを読みました。

今のところウイルス撲滅の決定打がないし、ウイルスの性質そのものやどんどん変異しているため集団免疫を獲得するのも難しそうだし・・加えて、もしワクチンを打ったとしてもその有効性にも疑問があるとのこと。。

ワタシ的には、いつか元の日常に戻るだろう・・は「ない」感じがします。

新しい日常に完全シフトし、今までとは全く異なる価値感を創造しなければならない流れなんでしょうね。

それぞれがチャレンジャーの時代です。

子育て世代や現役世代の方は、本当にご苦労が多いかと想像します。

心でエールを送ることしか出来ませんが、皆様ご無事にこの難関を乗り越えてくださるようお祈りします。

・・

ふり返って、自分はどう生きるんだろうか・・

私は声が出るかぎり自分の声と歌の研鑽を積み、恥とプライドを捨ててfacebookに演奏をアップしていこうと思います。(今のところyoutubeのチャンネルを作る気はありません、あくまで自己充足が目的なので・・)

これは有名になりたいからじゃない・・

大きい舞台もたくさんやったし後輩も育ててきたし、自分の青・壮年期の夢を完結したという思いがあるから、あとは素直に自分のハートが求める生き方をしたいだけなんですね。

たとえ誰も聞いてくれなくても、演奏をアップするために練習することが、生きていくためのモチベーションになり心が活き活きします。

かつての仲間や音楽をする人の中には、演奏の機会が奪われたことで心が折れそうになっている人がいますが、ものは考えようです。

チャンスとモチベーションを自分で創造していってもらえたらいいなあと思います。

オマケ写真は1月2日に近所の里山を散歩したときのものです ↓

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徒歩2分の里山の小道を歩きます。

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向こうの里山越しに茅が岳(右)と金峰山(左)が見えます。

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鳩川ぞいの木立越しに見る八ヶ岳

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里山の南に出ました!広々とした絶景です。

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西南には雲に包まれた甲斐駒ヶ岳が、いつもと違う表情を見せています。

それでは今日はこの辺で!

 

八ヶ岳南麓里山日記・・2021年の新年徒然に・・

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近所の里山から見た八ヶ岳・・上の方だけだが西日が当たって美しい!

明けましておめでとうございます。

2021年のお正月をどう過ごされていますか?

私たちは元旦の午後二時から吉指(きさす)組の「互礼会」に出席しました。

吉指組は宮上地区の自治会の最小単位で「隣組」のようなもの・・近隣の11世帯で構成されています。

この集落に移住して1年2ヶ月が経ち、とうとう役が回ってきてしまいました。

夫は「伍長」私は「女性部」、さらに1月14日にはかつての村境にある道祖神をお祀りする行事を任されることになりました。

ああ大変!!

しきたりなど何も知らない私たち、大丈夫だろうか・・

夫が務める「伍長」は氏神様の逸見神社関係のお仕事で、年中行事のほかにお祭りのお世話をします。

特にお祭りは氏子の皆さん用の料理を準備するなど、女性が大変です。

しかも料理代は伍長のポケットマネーだったそうです!!

ヒエ〜!! 疲れる上に金銭的な負担まで、何てことなの??酷いしきたり、 助けて〜〜!

とがっかりしたところに、助け船が!!

先代の伍長さんからの提案で、組費の中から料理代を出すことにし、料理はケータリングにしましょう、ということになりました。

ホッとしました。

それにしても料理の手配やらお酒の準備やら大変そうだなあ。。

一日中神社に貼り付いていなきゃならないだろうし・・

一方「女性部」は春と秋に花壇に花を植えるのと、運動会の準備や地区の行事のお世話など・・だそうです。

県道「小淵沢〜長沢線」(ひまわり市場の前の道)を小淵沢方面に向かい、生コン屋の先の左の花畑は、私たちがお花を植えますからね!!心して見てくださいよ!!!!!!

地元の努力あっての景観だということを、移住者や二地域居住の皆さんは肝に銘じて見てくださいね!!!

とまあ、愚痴はこの辺にして・・

古民家の改修工事に入る前に八ヶ岳南麓を訪れていたころ、「信玄棒道」(しんげんぼうみち:信玄が作った軍事用の道)を歩いてみたくて、いったいどこなのかと捜していました。

この辺りの観光資料では見つけることが出来ず、ようやく見つけたのはお隣の長野県富士見町の辺りでした。

幹線道路の脇の林の中に残っていた道を、信玄の時代に思いをはせながら歩きました。

それが、なんと!!

我が家のすぐそば、歩いて1分も掛からないところに「信玄棒道」があったのです。

鳩川という小川沿いに民家の裏を通っていました。

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近くを流れる鳩川

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信玄棒道・・鳩川沿いの民家の裏にひっそりと残っています。

夕飯の支度をするので今回の記事はここまで、

次回は「新春里山散歩」の記事です。

それでは今日はこの辺で!

 

 

 

 

 

 

2020年の終わりによせて

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大泉町考古資料館近くから八ヶ岳を望む

こんばんは!

とうとう2020年の大晦日になってしまいました。

 

実は昨日、今年最後の記事をアップするつもりでパソコンを開くも、書くことがちっとも浮かばず困りました。

それなりに色々とあった1年でしたが、facebookにそのつどアップすることで自分の気持ちが完了してしまい、いざブログに向き合うと何も出てこないのです。

今日は何か書けるかなあ・・とパソコンを開きましたが・・

・・

自然に囲まれたゆっくりした時間の中で、自分らしく生活できることが嬉しくて、太陽や夜空に向かって「ありがとう!」と叫んだ日がたくさんありました。

年のせいで年々頑固になり喧嘩ばかりの夫婦の時間も、今までよりこれからの方がずっと短いと自覚して、なるべく仲良くしていたいとしみじみ思う今日このごろです。

皆さんはどんな年でしたでしょうか?

人生の仕上げの時間を、豊かに、少しでも人間として成長したいと思っています。

今年も一年間ありがとうございました。

健やかなお正月をお迎え下さい。

 

 

 

 

 

 

八ヶ岳南麓里山日記・・ひとつ過去完了!!

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東から見た古民家の側面

こんばんは!

八ヶ岳南麓850mの冬が始まりました。

今夜の冷え込みは大したことないけど、12月に入って最低気温がー5.5℃の日もありました。

2月になるとー12℃なんて時もあるから、まだまだ序の口ですが・・

古民家でありながらも、全ての壁と天井に断熱材を入れ、上に昇った暖かい空気を床下に回すという簡易エコ床暖房のおかげで、寒さを感じることなく過ごせています。

・・

ところで、今日は拘っていた過去をいつのまにか過去完了出来ていたことについて書きたいと思います。

私は2010年の引退まで30年ほどオペラの舞台に立っていました。

(更年期が酷くて歌手の生命である声が出なくなり、オペラ歌手を諦めざるおえませんでした・・)

1992年からはオペラ歌手の傍ら音楽大学などの講師も務め、最終的には二期会オペラ研修所でも教えていました。

その仕事も昨年春に引退しました。

それはともかく・・つらい思いをして去ったオペラの舞台を観客として見ることに抵抗感があり、まったくオペラを見ないわけではありませんでしたが、「あんまり見たくないな・・」という思いが心の片隅にありました。

なぜ自分があの場所にいないんだろう、本当はあそこにいたかったのに・・

オペラの舞台は引退しても細々と歌っていましたが、メジャーな世界からは遠ざかり、たまに会うオペラ界の人から「今なにしてるの?」と聞かれると、説明のしようもなく本当に辛かったです。

まあそんな人生にひとつの区切りをつけ、八ヶ岳南麓に来たわけですけど・・

話しは戻りまして、更年期が過ぎると再び声が戻ってきました。

でもオペラの舞台への情熱は戻りませんでした。

すでに50代後半でしたから、どちらにせよ復帰するのは難しかったと思います。。

そんな私でも、海外のオペラや世界的なオペラ歌手の演奏は折にふれ聞いていました。

(メディアですけどね・・)

それがたまたまyoutubeに、二期会オペレッタ公演「メリー・ウイドウ」(日生劇場)がアップされたという情報が入ってきました。

主演は最近までオペラ研修所で一緒に教えていた同僚で、プリマドンナ歌手のM.K.さん。

今までの私だったら絶対に見ないだろうに・・なぜか「見てみようかな!」という気になったのです。

画面には懐かしい顔が・・

お芝居も上手いなあ・・

声や歌は人それぞれで、??って人もいるけど、それなりに一生懸命やってるし、以外と面白いじゃないの!!

いつの間にか「観客として」楽しんでいる自分がいました。

オペレッタ(喜歌劇のこと)を観て楽しかった以上に、自分の拘りが消えていたことが本当に嬉しかったです。

今年は音楽ホール(お蔵の小さな音楽ホール)をオープンさせ、自分のリサイタル、お弟子さんの発表会、ミュージカルと歌のコンサート・・と立て続けにやりましたが、それ以上に、自分の過去へのこだわりが「過去完了」したことが一番でした。

直美、64歳にしてさらに成長す・・なんちゃって!!

ひとつ身軽になりました!

 それでは今日はこの辺で!

 

ご興味のある方はどうぞ ↓

www.youtube.com

 

 

 

 

 

 

 

 

<お蔵deこんさあと>の動画と写真集のご紹介

こんばんは!

12月に入って一週間以上経ちましたが、ここ八ヶ岳南麓標高850mの里山は寒いということもなく、日中は普通に庭仕事が出来ます。

夜はさすがにペレットストーブを焚きますが、部屋の上方に溜まった暖かい空気を床下に循環させるという単純なエコ床暖のおかげで、室温が20度でも快適に過ごしています。

ところで、<お蔵の小さな音楽ホールSala lirica>のページに、12月6日のコンサートの動画(一部のみ)と、写真をアップしました。

宜しかったらご覧ください。

https://www.facebook.com/singer1214matuokanaomi

 

永田直美声楽教室のページを作りました!

こんにちは!

12月6日のコンサートは無事に終了することが出来ました。

八ヶ岳南麓に移住し1年あまりが経ち、本腰を入れて声楽のレッスンをしようと、ページを立ち上げました。

・・といっても、今のところ自己紹介とレッスン代をお知らせするだけのページですが・・。

安く広く生徒さんを集めようとは思っていないので、本気で正しい発声を学びたいと思っている方が来て下さることを願っています。

 

興味のある方は、下記↓をクリックしてくださいね!

 

blog.goo.ne.jp

八ヶ岳南麓里山日記・・お金では買えないものが揃っている

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こんばんは!

久々の投稿・・私は元気で生きています!

気がつけば、八ヶ岳南麓の里山に完全移住し1年が経っていました。

 

すべての季節を暮らしてみて、色々と分かってきました。

何がって?・・

まあ、色々で・・

畑の作物で言えば、南関東で良く育っていたものがこちらでは育ちにくいとか、あちらではイマイチだった野菜がこちらでは元気モリモリでたくさん収穫できたり・・とか、、

モンシロチョウやカエルやトンボが想像してたよりも沢山いたり

色んな野鳥が庭を訪れてくれたり

ツバメが家のあちこちで巣作りしたりとか

夏は扇風機をたまに回すだけで過ごせたりとか

マイナス一度なんてちっとも寒くないって知ったとか

このあいだの冬はスタッドレスタイヤを履く必要がなかったとか

もちろん!星がたくさん見えるし

八ヶ岳南アルプスや富士山・・そして奥秩父の山々の景色が美しいし

空気も水も美味しいし

 

ここの生活には、お金では買えない大切なものが全て揃ってるなあ・・ということが良く分かりました。。

 

いちばんは、野菜を自給できる喜びですね。

3月に土作りを始め、4月半ばから栽培品目を徐々に増やしていきました。

6月からは野菜はほぼ自給・・約60坪の畑からは夫婦ふたりでは食べきれないほどの収穫があります。

採れすぎた野菜は知り合いに分けたり、保存食にしたり、

季節ごとに移り変わる旬の野菜を今日はどうやって料理しようか・・が目下の悩み・・贅沢ですね!

こちらに移住する前は

「一週間に一度くらいは外食をしようね」と、夫と話していたのに・・

数ヶ月に一回も行くかどうか・・

畑の恵みがたっぷりあるので、それを消費するために外食してる場合じゃないし、

家ご飯がいちばん贅沢で美味しいですしね。

・・

ところで最近はファーマーが主体になりそうな気配ですが、本職の声楽家の方もボチボチやってます。

敷地内の築150年の蔵を改修した「お蔵の小さな音楽ホール」ではすでに二回のコンサートを開き、12月に「お蔵deこんさあと」シリーズを立ち上げます。

第1回目は歌の会ですが、器楽や邦楽や他ジャンルとコラボをしていけたらいいなと思ってます。

www.facebook.com

ゆっくり 楽しく 伸びやかに 生きるのがイイ♡

 

最近、文章力がますます衰えてきてる・・

何だかまとまりのない文章でごめんなさい。 

 

それでは今日はこの辺で!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八ヶ岳南麓里山日記・・里山暮らしの楽しみ方

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スペルト小麦全粒粉と春よ恋のハーフブレンドで焼いたクルミパン・・自己流パンですよ!

こんにちは!

お久しぶりです!

里山はすっかり秋になりました。

少し前までは夏日がありましたが、今日あたりは最高気温20度、最低気温10度ほど・・快適な気候です。

最低気温10度といっても、室内は22度ほどありますので普通に過ごせるんですよ。

 

さて最近の里山生活は、雑草取りから少しずつ解放され「楽しい創作生活」になってきました。

まずMy小麦クラブという、畑作りから始まって種蒔き、麦踏み、刈り入れ、脱穀までするという会に入り、仲間で一緒に汗を流す農作業の楽しさを味わっています。

収穫は皆んなで分け合います。

そのクラブの関係で、先日は「フライパンで捏ねないパン作り」という講座に参加しました。

講師は小麦クラブの先輩で、本職はガーデナーの「小麦料理大好き」な素敵な女性です。

私は自己流でパンを焼いていますが、ちゃんとしたレシピで作ればさらに美味しいパンが焼けるのを体験しました。

また近所で安く葡萄が買えるので、ワ○ンを作って見ることにしました。

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ホタテパウダーに浸して農薬を除去します。

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仕込みは漬け物袋に入れ、漬け物容器で・・

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ボトルや梅酒用の瓶でさらに発酵させます。この時点ですでに新酒っぽい味がします!

葡萄を仕込んで一週間したら果汁を搾り瓶に詰め、さらに発酵させます。

まずは巨峰4キロを安く(900円+税金)仕入れ、赤を仕込みました。

白も作りたくなったので、甲州ぶどう2キロ(760円+税金)を仕入れ、本日仕込みました。

赤白合わせてボトル6本分程度になります。

もちろん自分用!!夫が飲みたいと言ったら家庭内販売します!

ところで、秋といえば実りの季節です。

知り合いから栗をもらったり菜園の野菜を保存食に加工したりと、台所仕事も忙しくなってきました。

それに加え、小麦は有機栽培のものを取りよせているので、パスタマシーンを購入し、とうとう麺類も自家製造することにしました。

まもなく新蕎麦のシーズンなので、パスタマシーンで蕎麦を打ってみようかと思ってます。

打ち立ての蕎麦は香りが高く、きっと美味しいことでしょう!

・・

また、出不精の我が夫婦の楽しみは、自宅内で食事の場所を気ままに変えることです。

メインダイニングのほかに、南の窓際に朝食用ダイニング、季節が良いときは庭にテーブルを出してアウトドアダイニング、そして山が美しくなるこれからは、眺めの良い二階の広縁で朝食やお茶タイムを楽しみます。

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二階からは庭や富士山、茅が岳の眺望が楽しめます。

4カ所のダイニングのおかげで、どこにも出かけずに気分を変えることが出来るんですね!

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採れたて野菜たっぷりの朝食。

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自家製パンとひよこ豆のフムス・・もちろん手作り!

6月頃から野菜は自給しています。

その時々で最盛期の野菜が変わるので、季節をダイレクトに感じることが出来ます。

今の目標は年間を通じて野菜を自給することです。

冬場はホウレンソウくらいしか採れないと思うので、収穫があるうちに保存食作りをします。

お米は、今年の新米をお向かいから買うことにしました。

お向かいのご主人は減農薬で天日干しのお米を作っていて、遠くから買いに来る人もいらっしゃるほどの名人です。

「食べてみれば違いが分かる!」とおしゃっていたので、今からとっても楽しみにしています。

とまあ、こんな感じで里山暮らしを楽しんでいるところです。

 

それでは今日はこの辺で!

八ヶ岳南麓里山日記・・身体感覚に従う:お蔵の小さな音楽ホールを通して思うこと

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こんにちは!

本日の里山はおおむね晴れていますが、農作業を始めようとしたところでにわか雨が来たので、この時間を利用してパソコンに向かいました。

 

ところで、お蔵の小さな音楽ホールをレッスンや自分用に使い始めて4ヶ月あまり、コンサートホールとしてオープンして1ヶ月半経ちました。

ホールの存在を知ってもらうためにfacebookの専用ページも作りました。

この音楽ホールでどんなコンサートがやっていけるのか、いろいろ想像して楽しんだりもしています。。

ですがホールを一般に貸し出す気にはならず、貸しホールとしてのインフォメーションはしていませんでした。

そんな折に「ホールを借りたいので内見可能か?また料金を知らせて欲しい」というメールが届きました。

FBFが勝手に紹介したようなのですが、まさに晴天のへきれき!(大げさすぎる?)

ちょうど二日後に門下会の発表会を控えていたのでなおさらです。

もともと、お蔵の小さな音楽ホールでビジネスをしようとは考えていないし、自分にとって大切な空間を良く知らない人たちが使うことに、身体中が激しく抵抗するのが分かりました。

・・発表会が終わり、心のゆとりは取り戻しましたが、やっぱり「貸す」ということに身体も心も動きません。

しかしながら・・

「お蔵を末永く活用してあげたい」という観点から見ると、門戸を開いた方がいいんじゃないか、と思考が言ってきます。

メールをくれた人は、

「今はゆとりがないので返事を待って欲しい」という私からの返信に、

「選択肢の1つとして考えているだけだから、無理しなくていい」ということでした。

たったこれだけのことですが、お蔵の小さな音楽ホールをどう扱い、育てていくのか、自分へ深く問いかけるきっかけとなりました。

結論は・・

自分の身体や心が動こうとしないので、今しばらくは知らない人には貸しません。

それから「私の本心」が No ! という人にも貸しません。

私にとっては思考より身体感覚がより重要なので、それが No ! と言うときはダメなのです。

お蔵の小さな音楽ホールをただの「貸し会場」と見る方にお貸しすることはないでしょう。

でも・・

本心が Yes ! と言ったときは、きっと心良く貸すと思います。

でも、だからといってタダというわけにはいきません。

それは自分が一生懸命稼いだお金や、音楽家としての魂をつぎこんでいるからです。

将来ここを使って下さる方が、お蔵の小さな音楽ホールを心からリスペクトし、また私からも使って下さる方を心からリスペクト出来たときに、素晴らしいコンサートやイベントが実現すると思います。

 

それでは今日はこの辺で! 

 

 

 

 

八ヶ岳南麓里山日記・・自然とともに生きる暮らし

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種から育てたトマト

 

こんにちは!

ご無沙汰しています。

野良仕事に追われるのに加え、9月5日のお弟子さんたちの発表会の準備でバタバタしていて更新が遅くなりました。

こちら八ヶ岳南麓里山の梅雨明けは8月初め、その後は日照りが続き、庭木や畑の作物にとって厳しい季節でした。

ここにきてようやく雨が降り、ホッと一息ついたところです。

標高850mの夏は、日中は暑くなりますが夕方になるとスーッと気温が下がり、寝苦しいということはありませんでした。

昨年の11月に完全移住して冬を過ごし、夏も体験しました。

本当に過ごしやすい場所だなあ・・というのが素直な感想です。

f:id:n_aomi1214:20200907140347j:plain長梅雨で元気がなかったナスは、8月中旬過ぎからモリモリしてきました。

こちらの生活を通して「自然とともに生きる」ことを実感しています。

まずは食生活・・

作物の収穫が本格化した7月からは、野菜は自給しています。

その時々の旬をいただくので、畑で採れない野菜を食べることはありません。

たとえばキャベツの季節はキャベツ中心、キュウリが沢山採れている間はキュウリばかり、トマトを大量に食べる時期もあります。

これからは数週間はピーマンとナス中心の食生活になります。

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美人野菜の白ゴーヤ

暑さが和らいだので、ルッコラ・ワサビ菜などの葉物やラディッシュの収穫も、まもなく始まります。

ジャガイモは7月初めに掘って貯蔵してあります。

冬用の里芋も元気に育っています。

人参は2,3回種蒔きが出来、採れたものを貯蔵して使います。

長ネギは畑に植えっぱなしで、使いたい時に収穫します。

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畑が華やかになるトウガラシ

都会生活のころは、例えば回鍋肉が食べたければ、どんな季節でもマーケットでキャベツを買っていました。

でも今は違います。

我が菜園のキャベツの収穫時期は6~7月と10月以降なので、その時期以外は回鍋肉を作りません。

キューリばかり採れる時期は、炒め物やスープにもキュウリをふんだんに使いました。

ピクルスやキュウちゃん漬けなどの保存食にも加工しました。

トマトも食べきれないものはピクルスやトマトソースにして保存しています。

・・とまあ、挙げたら切りがないほど「今ある野菜を工夫して食べ、保存する」のが普通になっています。

今ある畑の野菜だけで献立を考えるのです。

都会では(こちらのスーパーマーケットもそうですが・・)季節感なく、ありとあらゆる野菜が何時でも手に入ります。

だから、まず献立ありきで野菜を買うことに、何の疑問も感じないのです。

というか、その土地の野菜の旬が分からないのが普通ですから、野菜を自給する生活をしてみないと分かりようがないと思います。

私は自分で育てた野菜を無駄なく全部食べたいので、よその野菜を買う気にならないし、そっちの方が自然だと普通に思うようになりました。

自然が身近な分、それを受け入れ寄り添って生きるのが自然な流れで、それが自分にとっても良いことだなあとつくづく思っています。

・・

ところで、昨年11月に完全移住してから何やかやとバタバタしていて、ちょっと小休止したい気分です。

1月末からお蔵の改修工事を始め、diyで床張りをし5月に完成、8月にオープニングのリサイタルを開き、1ヶ月後にはお弟子さん達のコンサートも開きました。

それと同時進行で庭の整備、頻繁な草取り・草苅り作業に追われる毎日でした。

本当にどこにも行ってないし、遊んでいません。もちろん外食もしてないです。

おかげでコロナ渦をさほど気にすることなく過ごせたとも言えますが、少しボンヤリしたいなあ・・と思います。(シカシ!庭の雑草をみると心が騒ぐノダ!)

はたしてノンビリ出来る日はやって来るのでしょうか??

・・

オマケ写真・・

8月末に、お蔵の小さな音楽ホールの真ん中の梁を一本取り除きました。

おかげで二階席からすっきりステージが見下ろせるようになりました。

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真ん中の梁がある時のホール

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梁を取って見通しが良くなりました。

それでは今日はこの辺で!