NAOMI〜エメラルドグリーンのクレフ2

半農半Xを目指して。過去ログ2006~2013:http://blog.goo.ne.jp/n_aomi1214

Naomi オペラ教室のご案内 (北杜市大泉町)

Naomiオペラ教室のご案内です🎵

 

新国立劇場藤原歌劇団など、第一線のオペラの舞台のソリストとして活躍したオペラ歌手のレッスンを受けてみませんか!

2019年の秋に神奈川より移住し、2020年5月に八ヶ岳南麓ので声楽のレッスンを始めました。

分かりやすくて丁寧なレッスンは、多くの生徒さんから絶大な支持を受けています。

良く響く声が出るようになると歌うことが楽しいばかりでなく、人生そのものに張りが出て楽しくなります。
歌を愛する皆さんの世界がもっともっと広がります。

オペラの世界は敷居が高いと思っている方!!とにかく一度レッスンを受けてみませんか!

世界が変わります!
マチュアの方も大歓迎!!

🎵お蔵の小さな音楽ホールでのレッスン:・・7,000円(1時間15分程度)

*新宿より特急あずさで2時間弱:首都圏から通ってらっしゃる方もいます。最寄駅の小淵沢か長坂駅まで送迎いたします。

🎵新宿オトレンでのレッスン・・10,000円(スタジオ料金込:1時間)


*レッスン日時はご相談の上決めさせていただいています。
*年に二回は<お蔵の小さなホールSala lirica>で発表会を開きます。
*どのようなレッスンか知りたい方は聴講を受け付けていますので、お気軽にご連絡ください。

レッスン申込みは下記のアドレスよりお願いいたします。
singer_naomi@icloud.com

レッスン場:北杜市大泉町谷戸
お蔵の小さな音楽ホールSala lirica のページはこちらです ↓
https://www.facebook.com/singer1214matuokanaomi/?modal=admin_todo_tour

♪ 講師略歴 ♪
Naomi(Mezzo soprano)お蔵の小さな音楽ホールオーナー

(永田直美からNaomiに)芸名を変えました)

静岡県掛川市生まれ、浜松市育ち。
東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。文化庁派遣芸術家在外研修員としてミラノに留学。
オペラ初舞台は1981年メノッティ<領事>の秘書役。
'86年藤原歌劇団<カヴァレリア・ルスチカーナ>ローラ役で本格デビュー後、<カルメン>タイトルロール、<運命の力><蝶々夫人><椿姫><マクベス><アンドレアシェニエ><ルチア><清教徒><ノルマ><チェネレントラ><ロミオとジュリエット><リゴレット><アドリアーナ・ルクブルール>など数多くの公演のメゾの重要な役で活躍した。2005年同団を退団。’06年東京二期会に移籍。’19年二期会退会。
’90年NHK Mozart Year公演<魔笛>に、時のNHK交響楽団常任指揮者W.サヴァーリッシュ氏のオーディションにてダーメⅢに抜擢’され、以後90~'94NHKニューイヤーオペラコンサート連続出演。数々の舞台で数多くの世界的歌手との共演をしている。
'96年初のソロアルバム<誘い>をリリース。
新国立劇場には'98年から12年間に渡り、<蝶々夫人><天守物語><ナブッコ><リゴレット><椿姫><アラベッラ><エフゲーネ・オネーギン><マノン><マノン・レスコー><黒船><鹿鳴館>等のメゾの重要な役で活躍した。
びわ湖ホールこけら落としオペラ公演<ドン・カルロ>の難役エボリ公女では絶賛を博した。他に横浜シティオペラや東京室内歌劇場、第一回浜松市民オペラ<カルメン>の主役、<三郎信康>の徳姫役など数多くのオペラ公演でも活躍した。
東京室内歌劇場<白虎>の母親役ではブルガリアのソフィア音楽祭に招かれた。

1990年〜1994年<NHKニューイヤーオペラ>にソリストとして連続出演。
上記の他、<ルイザ・ミラー><エルナーニ><シチリア島の夕べの祈り><ドンキ・ホーテ><ラ・ジョコンダ><フィガロの結婚><コジ・ファン・トゥッテ><霊媒><修道女アンジェリカ><月の世界><ヘンゼルとグレーテル><こうもり><袈裟と盛遠><よさこい節><祝い歌の流れる夜に><泥棒とオールドミス><サントリー10000人の第九>アルトソリストなど、多岐にわたるレパートリーで重要なメゾの役を担った。
オペラ歌手として舞台に立ちながら、愛知県立芸術大学昭和音楽大学千葉大学二期会オペラ研修所の講師として後進の指導にあたり、2019年にすべて引退をし神奈川から八ヶ岳南麓に移住した。
2010年より後進の育成の場として<Concerto delle stelle>シリーズをプロデュースし、またFiore di lirica オペラ小劇場公演を主宰し<カルメン><泥棒とオールドミス>を企画主演、他にミュージカル<The Sound of Music>を企画制作した。

浅地庄太郎賞、村松賞受賞。アンジェリカ・カタラーニ国際音楽コンクール歌曲部門二位、浜松ゆかりの芸術家顕彰者。


八ヶ岳南麓里山日記〜思秋期

こんにちは!!

八ヶ岳南麓にも少しづつ春が近づいている今日この頃です。

 

のっけから暗いタイトルでどうしちゃったの??・・と心配してくださる方がいるかもしれませんが、私は概ね元気ですからご心配なきようお願いします(笑)

 

ここ2ヶ月くらい、YouTubeに過去の演奏動画をアップする作業をしています。

今ちょうど1994年あたりまでアップしていて37歳の自分と対面しているところです。

30年近く昔の自分だから若いのなんのって・・当たり前ですね・・

昔の録画を見てると(聴いてると)、37歳の自分に戻ってしまい「その気」になってる自分がいるんです。

その気って?!・・つまり今の自分を忘れるというか、その頃の自分になりきってしまうというか・・

まあそれはそれで気分的に若返るから良いのですが、現実の自分を直視した時のギャップがこれまた大変なもので、はっきり言って辛いものがあります。

歳とともに声の艶が失せ、思うように歌えなくなっています。

色々工夫して練習するんだけれども、坂道を転げ落ちるのを止められません。

ほんの短い曲でも集中力が持たなくなっています。

 

集中力が持たないのは歳のせいもありますが、声を支える腹筋や背筋の持続力がなくなってるせいもあるかなあと、ダンベルを持ち出して筋力アップ試み始めたところです。

あっこれ!痩せたい訳じゃなくて、絵がわかり易かったので使わせてもらうことにしました。

 

ああ、何という執着なんだろう・・ここまでしてまだ歌いたいの? 

 

今思い出しましたが、時の藤原歌劇団総監督の五十嵐喜芳先生とカルメンのハイライトをあちこちで歌わせてもらっていた時期がありました。30代半ば頃です。

ホセはもちろん五十嵐先生でした。

そのころの先生のお歳は今の私より少しだけ若かったけれど、オペラの舞台はすでに引退されていました。

奥様がマネージャーとしていつもいらしてて、その奥様の厳しいことったら・・

「もう声が揺れてるんだから歌っちゃダメですよ!」

まあ確かに、先生の声は船に乗っているのかと間違えるほど揺れていました。

五十嵐先生はご自分の声の事をよく分かっていらっしゃったと思います。

でもとっても歌いたいかったんでしょうね。

当時の藤原歌劇団で正月恒例の<椿姫>では伝令の役で突如舞台に出てきたり、全国を巡業していた<蝶々夫人>では、ピンカートンを待ち侘びる蝶々さんとスズキが影絵のように舞台に映し出されるシーンでの陰コーラスに混じって歌ったりなさってました。

大揺れながらも良く通る先生の声が妙に目立っていて、舞台で影絵のように止まっていたスズキ役の私は吹き出しそうになるのを必死でこらえたのを懐かしく思い出します。

あの時、先生は声楽家として最後の足掻きをしてらしたんだと思います。

それは後に、先生の自伝を読ませてもらって知ることになりました。

声の衰えを少しでも食い止めようと、陰で必死の努力をされていたのです。

 

その時の先生のお姿と今の私が重なります。

夫から「自己満足の酷い声と歌!!」と揶揄されても、まだ歌うことを諦められないのです。

 

命懸けでやってきたことが声楽でなければ良かったのに!!

 

絵描きならまだ描けるし、楽器奏者だったらまだ弾ける・・

 

もうずいぶん下手になってしまったけれど、まがい也にもプロとして歌ってきた身としては、これ以上酷い歌をお聞かせするわけには行かないなあ・・というのが率直な気持ちです。

 

どういう形で自分に落とし前をつけて行くのだろうか・・

 

同世代の声楽家はいったいどんななのだろうか・・

 

歌を何かの形に昇華させることは出来るのだろうか・・

 

長文にお付き合い頂きましてありがとうございました。

 

それではおやすみなさい。

Naomi〜Vissi d'arte Vissi d'amore

https://www.youtube.com/channel/UComGYECetT5Se9ZZX-DA9CA

 

 

 

 

コンサートのお知らせ

皆様、こんにちは!!

 

本日は3年半ぶりに東京で開催するコンサートのご案内です。

 

自分自身の八ヶ岳移住やコロナ騒動で、東京のコンサートはもう開かないかなあ〜と思っていましたが、こちらでの生活が落ち着き「また開こう!!」という気になりました。

2010年から続けていたコンサートシリーズですが、今後も続けていくかは未定です。

だんだん声がくたびれてきたし、モチベーションを保つのも大変なので、とりあえず一回やって、あとは体調と成り行きに任せるつもりです。

 

八ヶ岳南麓の自宅裏の150年の蔵を回収して<お蔵の音楽ホール>というプライベートホールを作ったので、そこをホームベースに小さく坦々と歌っていくのが中心になるんだろう思います。

 

もしこの記事に目にとめて下さり、足をお運び下さいましたら本当に嬉しいです。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

お蔵の小さな音楽ホール↓

https://www.facebook.com/singer1214matuokanaomi/

 

 

八ヶ岳南麓里山日記〜この頃のこと

近所の公民館から見た富士山

 

久しぶりの投稿です。

私は元気に生きてます!(笑)

 

八ヶ岳南麓の里山は冬まっさかりです。

都会の友達からは「寒いでしょ?」って言われたりしますが、

標高850mの我が家の辺りはそれほど雪が降りません。

南アルプス八ヶ岳が雪雲を防いでくれるようです。

それに家の中は暖かいし、外に出ることがあっても寒さに強くなったのか、ー4℃くらいまでならあんまり寒くも感じなくなりました。

南関東に住んでいる時よりも厚着になってるってこともありますけどね!

真冬のある朝出かける時、「今日は寒くない!」って感じた時の外気温は0℃でした。

寒さに慣れたんだなあ・・と実感したものです(笑)

 

さて、移住定住して3年と3ヶ月が経ちました。

今年度は地区の一番大変な役を引き受け、花いっぱい運動・運動会・どんど焼きなどの行事の準備やお世話をしました。

田舎の地区活動の主な役は年齢順に回ってくるので、新参者の私たちにも回ってきてきたのです。

あと3つ大役があるのですが、年齢順だと2年後にまた引き受けなくてはなりません。。

大変だなあ・・

この地域は高齢者ばかりで皆さんすでに大役を経験済みのため、どうしても引き受けざるを得ないのです。

地区の自治会の役員をすることによって、いろいろと知ることも多く連帯感も生まれたりして良いところもあるのですが、一方無駄な活動も多い気がしています。

まあ、地区の事情をあんまり知らない新参者が口出しもできないので、2~3年経つころにはいろいろ提案してみようかしらと思っています。

役員の仕事の他に、住民総出のお掃除や道祖神祭り、1ヶ月に一度の集会など田舎の付き合いは頻繁なんですよ!

近所の里山越しに見た八ヶ岳

 

話は変わりますが、ブログに書く内容が少しづつ変わってきています。

移住準備で忙しい頃はそれなりに書くこともあったのですが、生活が落ち着くとまとめて何かを書いてみようという意欲が失せて来ました。

それがどういうことか、あんまり深く考えてみることもありませんでした。

でも今日、それにふと気がつき、久々にブログを書く気になりました。

ようは、年齢を重ねてきて理想や夢を追う自分を卒業し、今ある生活・生きていくことそのものを大切にする人生にシフトしたっていうことなんですね。

だから書くことが必要なくなってしまった・・ということです。

 

でも歌うことの必要性はちっとも薄れてなくて、加齢とともに衰えた声や筋肉を何とかテクニックで補う方法はないかと、練習方法を工夫したりと悲壮な努力をしています。

12歳から始めた声楽・・歌い続けて54年も経つんだから「歌=自分」になっていて、歌うことへの執念みたいなのがどんどん強くなっています。コマッタモンデス・・

こんなんで、もし歌えなくなったら私はどうやって生きていけばいいんだろう?と心配になります。

今年はしばらく中断していた代々木上原ムジカーザでのコンサートを再開します。

2010年から始めて通算15回目のコンサートです。

若い人たちと一緒のコンサート・・66歳の歌姫は満身創痍で歌います。

歌うことが生きる証だから・・

 

それから、過去の演奏の記録を少しづつyoutubeにアップし始めました。

「ひとりのオペラ歌手が存在した記録」といったら大げさかもしれませんが、本人は大真面目にそんなつもりです(笑)

時代が時代なので、ほとんどがビデオ録画、しかも劣化が激しい画面です。

本当にたくさんのオペラ作品に出たけど、5%くらいしか残っていません。

それでも歌っていた証をどうしても残したいのです。

ほんと歳取っちゃったのかな?

こちらがチャンネルです!

https://www.youtube.com/channel/UComGYECetT5Se9ZZX-DA9CA

 

長文にお付き合いくださり、ありがとうございました。

ではおやすみなさい!

芝桜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八ヶ岳南麓里山日記・・されど3年、庭がこんなに変わっていた!?

こんにちは!!

久しぶりの投稿すぎて見てくれる人はいないかもしれないなあ、なんて思いながら、自分の記録のために残します。

 

八ヶ岳南麓里山に完全移住して2年10ヶ月を迎えます。

二地域居住を始めてからは3年5ヶ月が経ちました。

最近facebookで3年前の記事というのが出て来まして、その頃の庭の様子などをふり返る機会がありました。

毎日見ている庭がかなり劇的に変化していて驚きでした!!

古民家の修復直後は前の住まいから移植した木があるだけでした。

3年後の現在はこうなりました。

 

ちょうど3年前のメインガーデンを二階から見るとこんな感じでした。

3年後の現在はこうなりました。

軽トラと物置が増えました。移住Ⅰ年目に植えた樹木がずいぶん大きくなっています!

 

やたら長くて整備に困っていた東庭は・・

樹木が茂り、奥まで見通せなくなりました!

家の東側に芝生を張り、裏庭との境目にアーチを設置しました!

 

ほったらかしだった裏庭は・・

緑に覆われたナチュラルガーデンになりました。今はこの景色が一番のお気に入りになっています!

 

まだ3年と思っていましたが、庭の劇的な変化を見ると「もう3年」とも言える長さなんですね。

私と言えば・・疲れが身体に出るようになりました。

年齢のせいもあるかもしれませんが、庭や畑仕事が多すぎて(夫がめったに手伝ってくれないというのもあるのですが)足腰の疲れが取れにくくなり、ばね指が酷くなってしまいました。

昨日ピアノを弾いていてやけに指が動かないしミスタッチばかりするなあと思ったら、指の関節がガチガチ固まり動きが悪くなっているのです。普通に暮らす分にはそれほど気になりませんが、仕事柄ピアノを弾かざるを得ないので困ったことになりました。

なるべく長くこの生活を楽しみたいので、働き方を工夫しなくてはと思っているところです。

 

嬉しいことは、都会に住んでいた時とは違った人間関係が広がったこと・・きっかけはSNSですが、同じ趣味(庭と野菜作り)を持つ方々と繋がりお付き合いさせていただいています。

また八ヶ岳南麓の自然の魅力に惹かれて訪れてくださる方がいるのも有難いことです。

 

そんなこんなですっかり生活が落ち着き、月に3~4回新宿に教えに行く以外はほとんど家にいることが多いです。ホームレッスンに来て下さる生徒さんがいて寂しくないし、ホントどこにも出かける必要を感じないのです。

神奈川に住み続けたとしても出不精夫婦はどこにも出かけないと思うので、どこにも行かなくても楽しめる生活に移行して良かったな〜と思っているところです(笑)

 

ご訪問ありがとうございました。

それでは今日はこの辺で!

 

 

 



 

八ヶ岳南麓里山日記・・コンサートのご案内

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八ヶ岳南麓は三寒四温の寒暖差が大きくて、なかなか「春が来た!!」とはなりません。。

ああ、待ち遠しい〜!!

 

さて今日はコンサートのご案内をさせて下さい。

メジャーデビュー前からの幼なじみ的なオペラ歌手仲間が古民家を訪ねてくれることになったので、せっかくだからお互いまだ声がまともに出るうちにコンサートをやろうよ!!ということで、コンサートを企画しました。

友人の奥様がバイオリニストでビオラ奏者でもあるので、今回はブラームスの作品を共演します。

申し込み先はコンサート詳細の中に載せましたので、ご都合が合いましたら足をお運びいただけますよう、ご案内申し上げます。

この日は私の門下生の発表会を前半にやるので、そちらから続けてお聴きいただくことも出来ます。

・・

♪コンサート詳細は以下の通りです♪

5月の風に乗せて〜レジェンドの饗宴〜
5月3日(火・祭日)16時開演
入場料:2,000円
お申し込み:matsnao7031@gmail.com
*14:30 開演の永田直美門下会<Concerto piccolo>からお聴き頂くことも可能です。
・・
プログラム
荒城の月・・滝廉太郎
夢のあとに・・フォーレ
音楽に寄せて・・シューベルト
オペラ<フィガロの結婚>より・・モーツァルト
静かな憧れ・・ブラームス
聖なる子守唄・・ブラームス
四つの聖歌・・ホルスト
ブラームスの二つの歌曲とホルストの作品はビオラとのアンサンブルです。
・・
演奏者紹介
♪大澤建さんは二期会オペラ研修所を首席で修了。小澤征爾に見出されその後渡独、ドイツ各地の歌劇場にて活躍、帰国後は新国立劇場二期会をはじめ日本の主要なオペラ公演でソリストとして活躍を重ねている日本のオペラ界のレジェンドです。バス・バリトン歌手
・・
♪大澤美佳さんは武蔵野音楽大学大学院を修了後渡独、ドイツのオーケストラのコンサートミストレスとして活躍、帰国後はソロ活動のほか室内楽の奏者や、いくつかのアマチュアオーケストラのトレーナーとして活躍しています。バイオリニスト・ビオラ奏者
・・
♪永田直美;メゾ・ソプラノ歌手・お蔵の小さな音楽ホールオーナー。音楽歴はお蔵の小さな音楽ホールのページでご覧下さい。

八ヶ岳南麓との出会いはイングリッシュガーデンを夢見た日だった!・・その2

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古民家アフター

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古民家ビフォアー

「その1」からの続きです。

 

そうこうしている時に茅野市で古民家を見つけました。

田んぼに囲まれた小高い丘に建つ一軒家です。

当初は土地を買って新築するつもりでしたが、古民家を再生するのもありかな!!と思うようになりました。

茅野の家は迷っている間に買い手が付いてしまったので、次はすぐに動こうと思っていたところに北杜市長坂町白井沢の築60年の古家を見つけました。

さっそく不動産屋に連絡し見せてもらいましたが、

「うーん、ないな〜!!」

すると、「もう二軒見せてあげるよ」とのこと。

最後に立ち寄ったのが築140年の古民家でした。

「老夫婦が住むのに、こんな大きい家はいらないし・・」

という私をよそ目に、さっさと敷地に入っていく不動産屋のおやじさん・・

「ここで蕎麦屋でもやったらどうかと思うんだよね!」

「私、蕎麦屋やる気ないし・・」

ところが・・

古くて傾いていて埃っぽい屋内に入って30秒もしないうちに、私の中に何かがストンと落ちてしまったのです。

正気で考えれば、この廃屋にどうやって住むの??莫大な修繕費が掛かるんとちゃうか??

その他もろもろ・・???・・一体どうするんや????

実際、ここが北杜市のどの辺りかまったく知らないままに心が決めてしまうなんて、自分でも驚きました。

それからリノベーションに向けての苦労が始まるわけですが、ご興味のある方は2017年後半〜2019年3月までの記事をご覧になってください。

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まさにTVで見た「ビフォアーアフター」の世界でした!!

 

ここで表題の「八ヶ岳南麓との出会いはイングリッシュガーデンを夢見た日だった!」に戻ります。

思いがけず八ヶ岳南麓の北杜市に住むことになりましたが、ここ八ヶ岳南麓とのご縁は2014年の夏の終わりに偶然訪れたところから始まっていたんですね。

「その1」で書いたレストラン悠山房も、いまではどこにあるのか知っています。

(知ったのは最近ですけど・・)

なんと、最近北杜市に移住したお弟子さんの近所だったのです!!

彼女の引っ越し先を見に行った時、なんかこの辺見覚えあるなあ?と思ってたら、通り一本隔てたところがレストランでした。

また私の移住に時を合わせたように、白井沢(最初に見た物件の地区)に別荘を買ったお弟子さんもいます。

みんな八ヶ岳に呼ばれちゃったのね〜!!

・・

とまあ、初めは見ず知らずのこの地で夫婦二人でやっていくつもりが、この3年間で私たちを含め関係者10人が八ヶ岳南麓にご縁を持つことになり、皆んなで歌を通し和気藹々と交流することになってます。

次は誰が来るんだろう?

この世は不思議に満ちてる!!

それでは今日はこの辺で!

 

 

 

 

 

 

八ヶ岳南麓との出会いはイングリッシュガーデンを夢見た日だった!・・その1

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2014年八ヶ岳南麓で初めて泊まった泉郷のコテージ

こんにちは!

八ヶ岳南麓にもゆっくりと春が訪れ始めました。

 

私は40代半ば頃から田舎での自給農暮らしの夢を抱くようになりました。

そんな夢を持ちながらもまだまだ働き盛りでしたので、市民農園を借りて細々と農に親しむといった暮らしでした。

いつしか田舎暮らしの夢は「絵に描いた餅」のようになり、このまま神奈川で年を取ることもありかな!!と思い始めていた2011年に東日本大震災が起きました。

その時に都会生活の脆弱さを思い知り、自分の中の何かが始動しました。

すぐにでも首都圏を脱出したい思いに駆られましたが、とにかく移住先を探そうと思い立ち、日本全国・・北海道から沖縄まであちこち調べ始めたのです。

調べるうちに大分県の杵築リゾートに興味を持ち、資料を取りよせたりして見学会にも参加してみようかという気になっていきました。

2年間くらいフィーバーしてホームページにアクセスしていたのですが、よくよく地図で見てみると、佐多岬にある伊方原発が近いということが分かりました。

・・事故があったら逃げようがない!!

それで原発が近いところは検索からはずすことにしました。

その後、奈良県の明日香村や長野県の伊那市などが候補に上がりましたが、さまざまな理由で候補から外れていきました。

 

そんな中、毎年の旅行でホテルや旅館ばかりでは面白くないなあと思い、貸しコテージで検索したら泉郷のコテージがヒットしました。

お値段も手頃だし、その頃の住まいから二時間足らずで行けるというのが魅力でした。

もちろん!!八ヶ岳南麓を訪れるのは生まれて初めてでした。

この辺りがどういうところかも知らず、2014年の夏の終わりに八ヶ岳南麓・北杜市に足を踏み入れたのでした。

 

泉郷のコテージはお値段なりでしたが、道の駅小淵沢の新鮮野菜をクーラーボックスいっぱい買い込み、その野菜で作った翌日の朝食は最高でした。(ちなみにこの経験から道の駅や産直所フィーバーが始まりました!)

コテージに泊まった翌日は八ヶ岳南麓のグルメ案内で評価が高かった「悠山房」でランチをしました。

私が注文したのはミートローフ!!・・とっても美味しかったです。

お店の雰囲気も経営なさっているご家族もとっても素敵で、また来たいと思いました。

ランチのあとはレストランの近所を散策しました。

牧場が多いところで、お金持ち風の別荘ばかりだなあ〜という印象でした。

そのころは八ヶ岳南麓の地理に疎く、そこが一体どの辺りかちっとも分かりませんでした。

 

話しは移住地探しに戻ります・・

その後ペースを落としながらも移住地探しはしていましたが、仕事が一段落するまでは動けないという気がしてたので、あまり熱心ではありませんでした。

2017年に最後の教職だった千葉大学の講師が任期満了になり、講師を務めていた二期会オペラ研修所も2019年春で任期満了になるのをきっかけに移住地探しに本腰が入りました。

今の住まいに出会う前は茅野市や富士見町辺りを探していました。

その頃の第一候補は茅野市で開発した分譲地・・ドローンで撮った映像が素敵でしょっちゅうアクセスしていました。

2017年の春からは大学に行くこともなくなり時間が出来たので、その分譲地や八ヶ岳南麓のいくつかの候補地を見に行くことになりました。

結局、どこも「ないな〜」といった感じでした。

長くなるので、後半は「その2」に続きます。

 

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イングリッシュガーデン内のコテージ

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イングリッシュガーデンの夢の記事はこちら↓
https://n-aomi1214.hatenablog.com/entry/2014/09/03/192830



八ヶ岳南麓里山日記・・これからの楽しみは・・

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全粒粉スペルトと春よ恋をブレンドした自家製パン

こんにちは!

八ヶ岳南麓850mの里山は相変わらずの寒さですが、日差しの中に少しずつ春を感じるようになりました!

 

こちらでの生活は4月の半ばから11月の半ばまでの7ヶ月が屋外での活動期、あとの5ヶ月は家の中で過ごすことが多い生活です。

去年の今頃は退屈すぎて落ち込んでしまいましたが、今年は過ごし方に工夫が生まれたので、それなりに楽しい日々を送ることが出来ています。

色んな種類の漬け物を漬けたり、ジャムや保存食作りをしたり、パンやお菓子作りをしたり・・まあ、自分で出来ることは何でもやってみる生活が定着してきました。

今年は味噌作りに挑戦!!

まもなく大豆や麹が届くのでとっても楽しみです。

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近所の里山の木立ちと影

屋内中心の生活は運動不足になりがちなので、毎朝のテレビ体操と週に2,3回一時間ほどの散歩は欠かせません。

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近所の里山から見た八ヶ岳

八ヶ岳南アルプス・富士山・奥秩父連峰をぐるりと見渡すことができ、里山が点在するこの地域では、散歩するだけで四季折々の自然を肌で感じられます。

自然豊かでありながら移住者が多い町でもあるので、田舎っぽさがないのも良いところです。

・・

さて日々の買い物ですが、私は食の安全にちょっとしたこだわりがあり生協の宅配を利用しています。

乾物や豆乳やチーズなどは月に1回まとめてスーパーに買い出しに行き、冬の間だけ野菜を道の駅や農協の直売所などで買っています。

ホントめったに買い物に行かない生活なんですよ〜!

とはいえ、家の中ばかりにいると気分転換に買い物に出かけたくなるのですが、近頃はネットで何でも手に入るし、欲しいものも少なくなってきて、買い物したいのに買い物に出かける必要がなくなりつつあり、ちょっぴり残念です!!

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エッセンシャルオイルブレンドし、家のあちこちに置きます!!

これからは、事を楽しむ生活にシフトかなあ・・

私は声楽家ですのでもちろん歌うことを楽しんでいますが、最近入門された生徒さんからアロマの楽しみを教えてもらったので、香りを楽しむ生活も取り入れて行きたいと思っているところです。

近況報告でした。

それでは今日はこの辺で!

 

 

 

 

 

八ヶ岳南麓里山日記・・ギリシャの音楽の神様との融合

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元旦の富士山

明けましておめでとうございます。

八ヶ岳南麓里山に移住し、3度目のお正月を迎えました。

8ヶ月の二地域居住を経て2019年の11月に完全移住しましたので、こちらにいる期間のほとんどはwithコロナでした。

とはいえ隣家とのディスタンスは十分すぎるほどあり、人混みに出ることのない生活なので、ほとんどコロナを気にすることなく生活出来たのは本当に有難いことでした。

歌の方では、昨年12月の半ばに<古代ギリシャの音楽の神様>との融合があり、ここ数年出ずらくなっていた高音域が戻って来ました。

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2021/10/23リサイタルの一コマ

神様との融合ってなんなの!頭大丈夫??と思う方がほとんどと思いますが、本当にあるんですよ。

昨年9月に覚醒体プログラムに出会い、自分の自我の初期化やコーザル帯にエネルギーを溜める練習など日々のワークに取り組んでいることもありますが、12月の半ばのある日、とうとうモナド領域の神様と繋がり意識融合をしてしまったのです。

それからの私は新しい発声テクニックが内部から分かるという感じになりました。

そのテクニックを自分の身体に覚え込ませるというプロセスはもちろん必要ですが、諦めていた曲にチャレンジ出来るようになりました。

・・

調子が悪いのを無理して歌ったりすると、色々なところが硬くなりどんどん詰まってきてしまいます。

体調のせいで上手くいかないのを「努力」で克服しようとすると筋肉をギブスで固めることになり、それが身体のクセとして定着しまうのです。

調子が悪いときは歌わないのはもちろんですが、多少の調子の悪さは身体を緩める方向で使い調整するのが良いのです。

あと息の吸い方など、いつの間にか身体を詰めてしまう方向になっていたのが元に戻りました。

努力すればするほど迷路に迷い込んでいたのが、神様から降ろされたアドバイスで気づくことが出来ました。

・・

そして一番嬉しいのは「歌に生きる・・vissi d'arte・・」という純粋な心が戻って来たことです。

ただ歌うという喜び・・声楽を始めた12歳の純粋な自分に再会しました。

「お蔵の小さな音楽ホール」のページに、降ろされたテクニックで歌った曲を<2021年歌い納め>として載せました。

まだ不備なところがありますが、ここ数年出なかった素直な声で歌えていると思います。Naomi 65歳の歌です!

「ちんちん千鳥」を歌っています。よろしかったら聴いてみてください。

(動画のカバー写真は1998年新国立劇場公演<蝶々夫人>スズキを演じた時のものです。)

https://www.facebook.com/singer1214matuokanaomi/

今年もどうぞ宜しくお願いいたします。