NAOMI〜エメラルドグリーンのクレフ2

半農半Xを目指して。過去ログ2006~2013:http://blog.goo.ne.jp/n_aomi1214

古民家と金生遺跡

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大山にかかる龍雲

 

おはようございます。

本日の座間地方は晴れ☀☀☀

洗濯日和りになりました。

 

今週は6日7日と大泉の家に行きました。

12月ということで、用心のためスタッドレスタイヤを装着してのドライブでした。

我が家の車は大型乗用車のためタイヤが太く大きく、スタッドレスの値段が高いです。

一冬でほんの数回しか乗らないのに正規の値段で買うのはもったいないと、ヤフオクを調べたら家の車にピッタリサイズの中古タイヤがオークション中でした。

さっそくオークションに参加してゲットしました!!

油圧ジャッキも買ってタイヤ交換の準備万端!・・と思いきや、ホイールが純正でなくネジが合いません。。なんてこった!!

特殊なサイズのようで、カー専門店やタイヤ専門店に問い合わせても在庫なし・・

あさって出かけるのにどうしよう・・

ようやくアマゾンで見つけ、翌日には届くとのこと。

そんなわけで、出かける前日の夜に無事タイヤを装着することが出来ました。やれやれ。(もちろんやったのは夫のマルセル君です)

当日は快晴でスタッドレスは必要ない気もしましたが、何しろ標高1050メートルのペンションに泊まるのだから、スリップして事故でも起こしたらシャレになりません。

 

で・・大泉町かいわいの気温を一言で言えば「冷たい」です。

風があるし、12月でこんなんでは真冬はどんなんだか、と思いました。

ペンションはセカンドハウスから車で10分足らずのところですが、大泉の家が標高850mにたいして標高は1050m、気温にして1.5〜2度ほど違います。

泊まった日はマイナス4~5度まで下がり、寝てて凍えました。。

八ヶ岳南麓の裾野にある北杜市は南への下り坂(北への上り坂)の地形で、市内でありながら気候や植生が違っていて自然の変化に富んでいるんですね。

・・・

今回は古民家を改修して住まわれている方のお宅を拝見させていただきました。

同じ古民家でも住み手のセンスによってずいぶん違うなあと感じました。

私が素敵だと感じたのは、熟年ご夫婦の住まいでした。

ご主人がコンクリート住宅の建築家だった方で、古民家の基礎や構造や屋根などは専門家に依頼し、中はセルフビルドで作ってありました。

都心で建築家をなさっていただけあってセンス抜群、薪ストーブの余熱を床下に通しジンワリ温めるというパッシブ住宅はご自分で工夫して手作りのものです。

北杜市に定住して4年ということでしたが、古民家の広い庭にあるかつての養蚕小屋の一つを工房にし、隣の小屋をオフィス風の住まいに改修中・・など日々の手作りを楽しんでいらっしゃり、とても素敵なご夫婦でした。

北杜市にわざわざ移住してくる方というのは、自然や生きとし生けるものに対する畏敬の念を持っていらっしゃる方が多いように感じます。

その方も太陽光パネルの害(経年劣化で鉛が流れ出す・農地に設置した場合その土地はもう二度と農地に戻せない・もし山に設置したとしても流れ出した鉛が自然界の動植物に及ぼす害は計り知れない)や、動物虐待の惨状を発信していらっしゃいます。

今回勉強になったのは、太陽光発電は本当の意味では地球に優しくないということでした。

地球になるべく負荷をかけないで生活するって、本当に難しいことなんですね。

行き着くところはやっぱり「出来る事からコツコツと」です。

生ゴミを堆肥化して土に返す。

♪ 出来るだけ手作りする。

♪ 歩ける距離は歩く。

♪ 化学的なものはなるべく使わない。摂取しない。

♪ 電子レンジは使わない。

♪ 心身の健康を心がける。

当たり前のことのようですが、現代生活の中では意識しないとこういう生活は出来ません。

今回は、大泉の家から歩いて12~13分のところにある縄文時代の「金生遺跡」も訪ねました。

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国指定の史跡:金生遺跡

金生遺跡縄文時代の集落跡や祭祀施設と、中世の城館跡や集落跡が複合した遺跡。

山梨県北西部に位置し、八ヶ岳南麓の尾根上に立地する。標高は760-80メートル付近。旧大泉村域の最南部に位置し、縄文遺跡が集中する北側をA地区、中世の遺跡が集中する南側をB地区として区分されている。

A地区の縄文遺跡では、住居址群と配石遺構石組など埋葬施設や祭祀施設が複合した遺跡であることが特色とする。八ヶ岳山麓縄文時代の遺跡が濃密に分布する地域で、富士山奥秩父連山をはじめ、後世に信仰の対象となった山々を望むことができる立地にあり、北杜市大泉町域でも縄文前期後半の天神遺跡をはじめ大規模な集落遺跡が見られ、祭祀的遺構も多い。

金生遺跡は気候が寒冷化し遺跡数も減る縄文後晩期の遺跡で、山梨県内でも同時期には集落跡と祭祀施設が複合した遺跡が出現している。

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石組みは発掘されたままの形で保存されている。

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住居内部・・入り口は低くいが中は人が立つことができる。土にワラを混ぜた壁を漆喰仕上げにした壁と藁葺き屋根で、わりあい暖かい。中央で火をたいた。

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ここで祭祀が行われた。

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金生遺跡から見た八ヶ岳

ちなみに大泉の家も「吉指遺跡」に指定されています。

土を掘ると普通に石器や土器のかけらが出てくるようです。

・・大泉に行くと普段の生活とはあまりに違う環境なので、戻ってから「寝ぼけている」ような感覚が残ります。

昨日もオペラ研修所の授業だったのに、なんだか頭の中がフワーっとしているような感じでした。

今日は少し現実に戻りましたが、心だけが宙に浮いています。。

 

それでは今日はこの辺で、

良い一日をお過ごしください。