玄関ポーチ〜森の入り口みたい・・
こんにちは!
本日の座間地方は明るい曇り☁
大気汚染のせいか空気が霞んでいます。
本日は原発方向からの風なので、関東地方は注意が必要とのこと。外出時はマスク着用です!!
ところで、私は声や歌に対する迷いが一切ありません。
同時にそれにまつわる「欲」も消え失せています。
なぜそうなってしまったのか・・理由がよく分かっていなくて、「こんなんでいいんかな?」というのがありました。
また「年をとってやる気が失せたから」とか「今さら将来に希望を持てないから」・・などの要素があるのかもと漠然と思っていました。
そして12歳のころから慣れ親しみ、人生の重要な伴侶であった「歌」への情熱がなぜこんなにも醒めてしまったのかと、思索にふける毎日でした。
それが今日、その理由がハッキリと分かりました。
というのは・・
・・今朝<意識の力を使う>で検索していたら、「十字架の中心点を取り、十字架を構成しているラインを引き延ばすことでエネルギーが生まれる」・・というような記事を見つけたのです。
十字架の中心点は静止しているので<0エネルギー>の地点です。そこから中心点を動かさずに十字架を構成しているラインを引き延ばすんです。この場合二本のラインを引き延ばす力が同じだと<0エネルギー>のままなので、どちらか一方のラインを引き延ばす力が僅かでも多くないとエネルギーが生まれません。
これって、声の中心点(ポイント)の取り方と、それを声として成立させるラインの引っ張り方と全く同じなんです。
舞台の現役が忙しかったころには、分かっているようで良く分かっていなかったと思います。
今ははっきり「声の中心点を知っている」と言い切れます。
レッスンではこのことを繰り返し言っているので、私の弟子たちはすぐに「あのことか」と分かると思います。
生徒の声を聞いただけで、どこに余計な力が入っていてどこに必要な力が不足しているのかすぐに分かります。
私はこの声の<0エネルギー>の点の取り方を完全に体得しているので、もう探求する必要がないんです。
45年間研究し続けて到達しました。
声は高さによって、あるいは動く方向によってそれぞれ固有の中心点があります。それをスッと取り、あとはバランスを崩さないようにラインを引っ張れば無駄のない良いポジションの声が出ます。
私の場合はこの作業を意識の世界(イメージの世界)がほんの一瞬先行してやっています。
ほとんどの生徒は発声を肉体レベルだけでやろうとするから、どこかに余計な力がかかっていてうまく声が繋がっていかなかったり、出しにくい音域があるんですね。
(発声にはここに述べたことのほか、ボディを効率よく使って響かすというテクニックも必要ですが、割愛します。)
・・話しを戻します。
私にとって「声を中心点でとり、バランスで出す」ということが命題だったので、それが分かった今、もう舞台は必要なくなったということなんです。
裏を返せば「演奏活動によって声の中心感覚を培ってきた」ということにもなります。
ただ、声を出すための身体を維持し感覚を鈍磨させないために、日々の練習やコンサートは必要なので、「自分にとって必要なだけ歌う」というスタンスに自然になってきたのだと理解しました。
私にとって歌は「情熱」であった時もありましたが、「道」という方がふさわしいと感じています。
道とは坦々と続くもので、情熱とは瞬間のもの・・「歌を通した道」を坦々と歩いて行くだけなんですね。
普段の生活も意識を0ポイント(地点)に置くことで、必然のエネルギーを使えるのかなと思っています。
それでは今日はこの辺で!!