おはようございます。
本日の座間地方は曇り・・ところどころ薄日が差しています。
昨日の夕方遅くに、家の売買契約をしました。
家を売るのはこれで5回目、よくぞ何回も売ったり買ったりしたもんだと自分でも感心しますが、もう打ち止めにしたいところです。
今回は胃が痛くなるほど緊張しました。
今まではマンションの売買だけで、一戸建を売るのは初めての上、自分で間取りを考えた言わば分身のような家です。
音楽室も特別にしつらえ、自分の全てを注ぎ込んできました。
さしずめ「大切な一人娘を嫁に出すような気持ち」といったところでしょうか・・
売れたから良いのではなく、この家を生かして使ってくれる人の手に渡ることが大切と思っていました。
その願いが通じました。
契約の後にお話を伺うと、音楽室を主に使う奥さんの方は桐朋学園のバイオリンを卒業後、私が長年教えていたS音楽大学の大学院の修士課程と博士課程を修了した方ということでした。
私がS音大を退職した年に入学したようで、大学ですれ違うことはなかったですが、こういうご縁もあるのだなと妙に感心しました。
しっかりした才媛という印象の彼女は、博士号を取得するほどですから、かなりの勉強家だと察します。
現役を引退したオペラ歌手よりも、これからのバイオリニストが使う方が音楽室の価値が生きるとことでしょう。
本当に心の底から安堵しました。
これで安心してこの家を手放すことが出来ます。
不思議なことに、こうやって一つ一つ終わると、お蔵の改修のアイデアが自分の中から泉のように湧き出てきます。
家のことがはっきりしないうちは、いくら考えても音楽サロンの構想が出てこなかったのに、もう頭の中ではほぼ完成してしまいました。
あとは業者を決め、具体化する方向に動くのみです。
お蔵の音楽サロンでは、もちろん自分も歌いますが、音楽の場をプロデュースすることが主な仕事になるのではないかなと想像します。
サロンが完成するころには、また自分の中から湧いてくるものがあるはずなので、それを楽しみに進もうと思います。
今日は長年お世話になった美容院に最後のカットに行き、市民農園の片付けをします。
それでは今日はこの辺で!