NAOMI〜エメラルドグリーンのクレフ2

半農半Xを目指して。過去ログ2006~2013:http://blog.goo.ne.jp/n_aomi1214

歌だけがある世界・・

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こんにちは!

本日の座間地方は晴れ☀☀

朝のうちはクッキリ見えていた大山ですが、今はほとんど霞んでしまって見えません。

 

さて、Concerto delle stelle Vol.10<春の煌めき>と題したコンサートは無事に修了することが出来ました。

沢山のお客様の拍手と歓声に支えられて、出演者は励まされる思いで歌うことができたと思います。

ありがとうございました。

 

昨年のこの時期のコンサートで、私は大風邪を引いてしまい歌うことが出来ませんでした。

「こんなに体調を崩すんじゃあ引退かなあ・・」

と意気消沈しましたが、生徒からの励ましがあり何とか立ち直る事が出来ました。

今年は絶対に風邪を引くまいと細心の注意を払っていましたので、歌うことが出来ました。

60才になって初めてのコンサートは、自分なりに実りあるものでした。

それは「上手く歌えた」ということではなくて、一つの境地を経験できたという意味でです。

その境地というのは「自分がいなくて歌だけがある」という世界・・。

意識が飛んじゃったとかではなく、歌っている自分がいなかったのです。

ただ歌うことのみが起きていました。

たんたんとした静かな世界でした。

 

・・今回も本番までの声の調整が大変で、ピアニストには「調子が悪くなったら歌わない曲があるかもしれない」ことをあらかじめ伝えてありました。

更年期以降は「声の調子がいい」ということがなく、今回も慎重に声を出す感じでしたが、何とか4曲を歌うことができました。・・

 

もう少しだけ歌っていけるかな?

 

何も構えることなく、何も残らない・・という場所に歌で行ったので、それで良いのかもしれません。

 

そしてその夜、私は泣きました。

 

それでは皆さん、今日はこの辺で♡

 

 

 

巣立ち

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我が家で生まれた小鳩のキサ

 

こんにちは!

本日の座間地方は南からの強風が吹いています。

そんな中、小鳩のキサがいよいよ巣立ちました。

 

今日は買い出しの日・・買い物を終えて帰ると、小鳩のキサが巣ではなく枝先まで移動して辺りを見回していました。

そろそろ巣立ちかしらと思っていると、なんと目の前で巣立ちました!

しかし・・強風にあおられ郵便受けに止まったのですが、ツルッとすべってあえなく着地してしまいました。

すると我が家のピッコロガーデンの奥のほうへスタスタと歩いて行きました。

「キサの写真を撮ろう!」

急いで携帯を持ってきて写真を撮りました。カメラと腕が悪いので写りはイマイチですが、小鳩の愛らしさが伝わりますでしょうか?

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脅かしてはいけないと、初めは遠くからパチリ・・

でもぜんぜん気にする様子もなく、平気でそばまで来たりしました。

そのうち落ち葉が積もった方に歩いて行って座ってみたり、その辺をつついてみたりしていました。

小鳩って本当に可愛い♡♡

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ピンぼけですが、羽根のガラは親鳥と同じです。よく見ると羽根のあちこちから幼鳥らしく産毛が出ています。

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こんなに近づいても大丈夫!

でもまだ怖さを知らない幼鳥だからだと思います。

ずっとこうしていたい・・

キサとお別れだなんてイヤだ!!!!

前にメイが巣立った時に、心にぽっかり穴が空いてしまったようで、一ヶ月くらい寂しい思いをしたことがあります。

今回はそうならないように思い入れを持たない!と決めたのに、やっぱりもうお別れなのかと、泣いてしまいました。

ずっとキサと居たかったのですが、これから自分の伴奏合わせがあって準備しなくてはならないので家の中に戻りました。

でも気になって再び庭に出るとキサはもういませんでした。。

と、そこへ一羽の鳩が・・

キサ??・・じゃない。

親鳩が餌を与えに来たのでした。

でもキサはもういない・・

と思ったら、バサバサと庭にキサがもどってきました。

親鳥に甘えるようにピーピー鳴きながら、餌を口移しにもらっていました。

よく見ると、もう一羽います。

両親がそろって餌を与えに来てたんですね。

三羽で羽根をバタバタさせて、まるで踊りを踊っているようです。

素敵なキジバトの家族の姿・・

感動しました!

小鳩が強く生き延びてくれますように。

それでは皆さん、おやすみなさい☆

 

 

意識が変わると・・

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大山

 

こんにちは!

本日の座間地方は花曇りといったお天気です。

pm.2.5のせいか大山が霞んでいます。

本日の写真はよその方が撮影したものをお借りしました。てっぺんの尖り方は我が家からのものと同じです。近くで見ても優しい形の山ですね!

 

さて今年に入ってからの私は、仕事で帰りが遅くならない限り、早寝をするようになりました。

早寝をしようと決めたわけではありませんが、なぜか午後の9時くらいになるとソワソワして就寝の準備をしたくなるのです。

でもって10時から遅くとも11時までにはベットに入るという生活が続いています。

最近は10時前には寝たいと思うようになってきています。

またお風呂に入る前の習慣になり始めていることは、脳の活性化のワークと瞑想です。

これが気持ち良くて一刻も早くやりたい!・・というわけで、よけいにソワソワするのかもしれません。

胃腸の健康のためには午後6時に夕食を摂るのが理想ですが、夫婦ともまだ現役で仕事しているので、ちょっと無理なようです。

生活リズムの変化は自然に起きてきたことなので、理由を考えたことがありませんでした。

でも今日ふと「なぜだろう?」とという思いが浮かんできました。

「年取った」とも言えますが、要するに自分の意識の在り方が変わったってことなんですね。

意識が変われば生活が変わるのは当たり前のことです。

結局、いくら早寝をしようと思ったところで、自分の中身というか意識レベルで本当に変わらないと早寝出来ないんだなあと思います。

これは就寝時間にかぎらず、仕事、運動習慣、食生活、モノの見方、思い癖、etc.・・何にでも当てはまると思います。

ですから、いくら「変わりたい」とか「変わる」とか言ってみても変わらないんです。

意識の深いところが変化し始めて、ようやく行動が変わる・・そして世界が変わり始めます。

意識の深いところから変わるのは「気づき」しかありません。

気づかないと変わらない。

気づいてしまえば「そうだったのか」ということなのですが、ひとつ気づいても、次から次へと気づきがやってきます。

そして気づくたびに心が軽やかになります。

・・一方、気づくのが恐いという人がいます。気づきは自分の内面を見ることでもありますからね。

でも、そこをスルーすると何も変わっていかない。

苦しいループの中で、表面的な快楽に救われた気になって、いつまでももがき続けることになります。

・・

こうやって心が軽やかになり、必要な人やことに出会い、いよいよ人生の新しいレベルに入ることになりました。

EM不耕起栽培!!

今まで何度か菜園にチャレンジした経験がありますが、何かしらアクシデントがあって続けられなくなっていました。

今回は「時が来た!」という感じがしています。

大げさのようですが、EMを使った農法は自分自身と地球のためになると確信しています。

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上記の二冊は、最近ブログを通じて知り合いになった88才の元校長先生がプレゼントしてくださいました。退職後EMを使った農業を実践され、80才の時にその記録と方法をまとめたものです。(もちろん今でも元気に農業をなさっています!)

具体的・実践的な内容で、読むだけでワクワクします。

この先生のブログは「亡き父と同い年の方のブログ」ということで興味をもったのが始まりですが、交流をしてみたら、まさにこれからの自分の生き方の教科書みたいな方でした。

先ほどの意識の話しに戻りますが、自分の意識の変化の通りに、必然の出会いがあったんですね。

まだまだ意識の変化が加速していますので、これからの出会いが本当に楽しみです♡

それでは皆さん、今日はこの辺で!!

 

 

 

 

 

 

 

小鳩のキサ

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こんにちは!

本日の座間地方・・午前中は良く晴れていましたが、午後になって西の方から怪しい雲が広がってきました。

にわか雨が降るかもしれません。

 

我が家1月半ば頃から玄関前のカポック(大きい鉢植えの植木)で卵を抱いていたキジバトの雛が孵りました。

気づいた時には体調10センチくらいに育っていました。親鳥の下にうずもれていて分かりませんでした。

金曜日にレッスンに来たお弟子さんが見つけてくれて、それから毎日観察していますが4日で1.5倍に育っています。

昨日から親鳥が巣を離れ、小鳩が一羽で巣にチョコンと座っています。

可愛いですよ!

ところでキジバトの赤ちゃんは何を食べているかご存じですか?

なんと、親鳥から口移しでミルクを与えられているんですって。

キジバトは雄雌ともにミルクを作る器官を持っていて、交代で子育てをします。

一度夫婦になった鳩は子育てに失敗しない限り、一生連れ添うとのことです。

あと一週間くらいで巣立ちかしら?

カラスがウロウロしてますから、無事に巣立つのを祈るばかりです。

キジバトは毎年、我が家の玄関や裏のモッコウバラの茂みで巣作りをしますが、あと少しというところでカラスに取られたりして、巣立ちが成功したのは5年前の一度だけです。

巣立っちゃったら寂しくなるなあ・・

前の時も一ヶ月くらい「キジバト・レス」になって、近所でキジバトを見かけると「家で孵った鳩かしら?」と気にしてましたっけ。

前の鳩は5月に巣立ったので「メイ」と名付けました。

以来、家にやって来る鳩は全部「メイ」と呼ぶことにしました。

今回は如月に巣立つので「キサちゃん」と名付けます。

キサが無事に巣立ちして、元気に生き延びますように。

それでは今日はこの辺で

 

ご縁の不思議

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こんにちは!

本日の座間地方は晴れ☀☀

朝のうちは東の空に怪しい雲がありましたが、いつの間にかスッキリしました。

 

二期会オペラ研修所の授業は昨日で終了・・昨年の4月から10ヶ月足らずの短い期間でしたが苦楽を共にした生徒たちとはしばしのお別れです。

来年度は本科の受け持ちになりますが、本科から入る研修生もいて一クラスの人数は増えるものと思われます。またクラス替えがあり、続いて見てあげられるのは5,6人程度でしょうか・・

別れは寂しいけれど、変化は世の常ですから仕方ありません。

一緒にいられる時を大切にしようと強く思いました。

 

ところで今日はご縁の不思議を書きたいと思います。

・・

数ヶ月前から愛読させてもらっているブログがありまして八十路の旅というタイトルですが、亡父と同い年の元校長先生のブログです。

どんないきさつで訪問するようになったか忘れてしまいましたが、88才になられた現在でも元気に農業や手作りの生活に励まれているご様子に、深い感銘を受けながら訪問させていただいています。

その方がご自分の生涯を綴った本の一コマをブログに掲載されていて、それに感銘をうけコメントを投稿したのがきっかけでメールのやりとりをするようになりました。

そんなこんなで、その方の著書をいただけることになりました。

と・・ここまではよくある話しの展開ですが・・

なんとその方は「不耕起栽培」の本も出版されていて、それも送ってくださるというのです。その本は尊敬するEM開発者の比嘉照夫先生から推薦されてるというのです。

<比嘉照夫の緊急提言 http://dndi.jp/19-higa/higa_Top.php

EMを使った不耕起栽培ということで、27,8年にわたってEMを堆肥作りや生活に利用している私にとっては、まさにびっくりポン!!なことでした。

何かのご縁が働いたというしか言いようがありません。

この4月からは農地を借りて本格的に野菜作りに取り組みますので、良いタイミングで教科書をいただけるなんて本当にラッキーです。

まさに、波動の法則が働きました!

こうやって必要な人や事に自然に出会って行くんですね。

展開がますます楽しみになってきました。

 

それでは皆さん、良い一日をお過ごしください。

 

 

 

 

 

静かな人・・

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こんにちは!

本日の座間地方は晴れ☀☀

穏やかな小春日和りになりました。

今日は春の旅行の計画を立てました。

3月中旬過ぎまでオペラ研修所の入試がありマルセル君との休暇が合わないので、3月の最終週に行くことにしました。

今度こそ諏訪大社に行きます!

諏訪大社には特別な興味はありませんが、諏訪湖に行ったことがないのと、茅野市にある分譲地の視察も兼ねて目的地を決めました。

口コミで星4.9の評判が良いお宿を予約・・ちょっとお高いのですが、たまにしか行かない旅行なので奮発しちゃいます。。

 

ところで、先日他界されたコメディアンの藤村俊二さんについて、こんなコメントを見つけました。

・・悲しんでいる人がいれば、静かに側に寄り添って癒やす御猫様のような。

焦っている人を見れば、「自分なりのままで良いんだよ」と言いそうな。

怒っている人を見れば、「まあ、仕方ないじゃない」と微笑んでくれるような。

静かな人だったと思います。(伊勢白山ー道より引用)

・・

その人生は大病の連続で、全身麻酔での手術を何回も経験されていたそうです。

幼少の頃の祖母の教えや、大病の中で生きたことによって高い人格が培われたと視ていらっしゃいます。

 

ふり返って、我が人格の何という低さよ・・。

気に入らないことがあるとムッとしてしまうところのあるワタクシ・・他人に対しては極力そういう感情を出さないように気をつけますが、夫マルセル君へは容赦なく投げつけてしまうのであります。

藤村さんの家人へのつきあい方はどうだったんだろうか・・

「ムッとする」を無くするのは難しい・・きっと負けず嫌いなんだと思います。

夫と競ってどうする??

ああ・・人生の修行は続く・・

 

それでは皆さん、ごきげんよう!!

 

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n-aomi1214.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

 

自分の心が喜ぶ歌を歌う

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こんにちは!

本日の座間地方は晴れ・・小春日和でした。

 

オペラ研修所の我がクラスで、とうとうインフルエンザ患者が3人も出てしましました。

そのうちの一人は講師で、昨日は急遽代講に行ってきました。

すると、生徒が二人欠席・・インフルエンザとのことでした。

研修所が使っているスタジオはそれなりの広さがありますが、密室状態です。

そのなかで声を出し、ついでに唾も飛ばしている訳だから、どうしても感染しやすいです。

前回の授業には、今回欠席の生徒が出席していました。そのうち一人は風邪引きで、その生徒には稽古中もマスクをするよう指示しましたが、同じ演目の生徒にうつってしまったようです。私は(生徒には申し訳ないのですが)マスクをして指導しました。

でも他の生徒たちは歌わなければならず、無防備な状態でした。

後期の試演会は来週の日曜日、その前に通し稽古とゲネプロがあります。

ヒヤヒヤものですね。

昨日の稽古では私を含め先生方はしっかりマスクでガードしましたが、何となく喉がイガイガする感じがあります。気のせいだといいんだけど・・。

私も来月にコンサートを控え、絶対に風邪を引けない状況です。

昨年のこの時期は大風邪を引きコンサートで歌えなかったので、今年は用心を重ねています。

この時期はオペラの試演会や大学の実技試験、入試の採点など、密室で大量の唾を浴びる機会が多いので、声を商売にする身にとってはホント危険な季節です。。

・・・

ところで次回のコンサートではバロックオペラ<ポッペアの戴冠>の中のアリアを歌う予定でいましたが、歌わないことにしました。

二ヶ月まえから準備に取りかかりピアニストとも一回合わせをしましたが、同じクラシックの分野とはいえ古楽は独特の奏法があり、その分野では素人の私が歌いこなせるものではないと悟りました。

ですので専門のイタリアオペラの作品を歌うことにしました。

楽しんで歌うとか言いながら、どこかに「勉強として取り組みたい」気持ちがあったんだと思います。

でも今の私の声の体力では綿密な勉強に耐えられないのです。すぐに疲れてしまって、やりたいのに出来ないというジレンマに陥ります。

これはとても苦しいことなので、苦しいことはやらないこことにしました。

イタリアオペラのレパートリーは自分の中にポジションが出来ているので、いい意味で気が楽です。

高い音域は年齢とともに難しくなってきたので再訓練が必要ですが、自分の心が喜ぶ歌を選曲しようと思います。

今の自分の技量で喜びを持って歌える歌・・これが一番です♡

古今東西、歌の曲は沢山あるけど、本当にドンピシャって以外と少ないです。

その少ない「自分に合った歌」を歌っていきたいですね!

 

それでは今日はこの辺で。

n-aomi1214.hatenablog.com

 

 

 

 

 

伊那に恋して・

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伊那の田園風景

 

こんにちは!

本日の座間地方は晴れ☀☀

洗濯物がしっかり乾きました!!

 

じつは・・私は伊那に恋をしています。。

数年前にドライブ旅行で駒ヶ岳に行った帰り、たまたま「かんてんぱぱ」に寄り、その際伊那市をドライブしました。

南アルプスのふもとに広がる穏やかな傾斜の土地に広がる町で、本当に美しいところでした。

日本の美しい田舎に選ばれている所だと最近知りました。

その伊那へのあこがれが募っています♡♡

ちょっと足を伸ばせば日本一星が美しい町もあります。

憧れすぎて、最近は「伊那谷ねっと」を毎日チェックしライブカメラで町の様子を見ているほどです。。

伊那谷ねっと

今日はとうとうネットで写真を集めちゃいました!

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人さまの撮った写真では伝えきれません。

春になったら、ぜったいにあの風景に会いにいきます。

いずれは住みたいと思うほど憧れてるけど、きっと寒いんだろうなあ・・

 

それでは今日はこの辺で!

 

n-aomi1214.hatenablog.com

 

 

業(ごう)を卒業するとき・・

   

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こんにちは!

本日の座間地方、風が強いですがスッキリした晴天になりました☀☀☀

久々の完全オフなので図書館にでも行こうと思っていましたが、急に記事が書きたくなりました。

というのは、ここ数年モヤモヤと心にあったものが言葉としてハッキリしたので、出してみたくなったのです。

 

私は昨年12月14日に60才になりました。

12才から声楽を始め、高校の音楽科、東京芸大と進み、オペラの舞台に立ち、国費で留学もしました。

大学やオペラ研修所や自宅で生徒を教え、今も相変わらず声楽の道を歩いています。

さまざまな苦労や嬉しいことに出会い、乗り越え、細々ながらも声楽の一本道を歩いてきました。

自分の人生に後悔はありませんが、ここ数年は「これから先どう生きていこうか?」という問いがずっと胸にありました。

今は取りあえず「今までの延長線上」で生きてる感じです。

今までの延長線上とは・・オペラに燃えた20代半ばから50代前半までの、いわば「オペラ青春期」の残り香の中で生きているということです。

引退公演となった新国立劇場の<鹿鳴館>から7年が経ち、自分の中からオペラ歌手の濃度が希薄になりました。

いつまでも続くことではない「今までの延長線上」にいるのはもう終わりにしようと思います。

もちろん長いことオペラ歌手をやっていたわけだから、血肉に染みこんだものはありますが、オペラの世界で生きることで背負った業(〘仏〙前世の因縁によってこの世で受けるむくい。ゴウ業因)を卒業します。

私のいう卒業は「ある段階や時期を通り過ぎること」です。

すべては過去完了。

 

さて、心が定まったとして、しばらくは新しい人生に向かう過渡期として過ごします。

過渡期は今までのことをやりながら、次の人生の苗を育てる時期になります。

また古い想念や観念を手放し、書き換え、新しい歴史の記録が始まる時でもあります。

 

幻想でしかない「今までの延長線上」で生きることは心地悪いですもんね。

さて、次はどんな苗を育てましょうか!!

 

それでは皆さん、ごきげんよう!

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