NAOMI〜エメラルドグリーンのクレフ2

半農半Xを目指して。過去ログ2006~2013:http://blog.goo.ne.jp/n_aomi1214

大泉日記・・完成まであと二週間!

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足場が外れた古民家

 

こんにちは!

本日の座間地方、午前中は日が差していましたが、午後になって雲が広がり始めました。

 

引き渡しまで二週間に迫った21日に、大泉に行きました。

相変わらず中は雑然としていて、あと二週間で出来上がるのかしらというのが感想でしたが・・。

とはいえ天井が吹き抜けになり、階段が出来ていました。

でも・・あちこち残念なところがあり、夫婦そろってドンヨリした気分になってしまいました。

一番残念なのは階段の形です・・見た目のバランスが悪くて、本当にがっかり。

踏み板の横幅を広くしてゆったりした階段をお願いしたのに、一般的な80センチの幅で見た目のバランスが悪いときてる。

2つの桁で支えるという方法はなかったのか?と聞いたら、「高くつくからこうした」と建築家の弁。

格好良くするには予算オーバーだがどうする?・・という問いかけが欲しかった。。

やってしまったことは取り返しがつきません。

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玄関入ってすぐに目に入るので、アンバランスが余計に目立ちます。

また天井が抜けたのは良いですが、古民家の梁が低くて圧迫感があります。

既存の床の高さのまま床を張り替えたので、古い日本家屋の寸法のままの出来上がりなんですね。

畳の生活ならいざ知らず、椅子の生活ではどうかなと思います。

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梁は大体2m20cmあたりにあります・・太くて数が多いので圧迫感がハンパないです。

夫のマルセル君が「いっそのこと気になる梁を白く塗装しようか。」と言ってましたが、それもありかもしれません。。

もう少し潤沢な予算があれば床を低くして圧迫感をなくすことが出来たかもしれませんが・・ホント、もう慣れるしかないと腹をくくりました。

現代住宅の快適性を享受している身としては、日本の古い暮らしのサイズ(特に縦方向)は違和感があるんですね!(座る生活にはちょうど良かったのかもしれませんが)

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居間からキッチン方向を見上げる・・天井の一番高いところは6mくらいでしょうか?

梁のせいで高さを感じないのが不思議です。

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玄関を入って見上げた吹き抜け。

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この障子はかっこいいです!

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二階の広縁の障子から見下ろす。中央に大黒柱があります。

がっかりしたことばかり書いてしまいましたが、良いところも沢山あります。

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まず外観!!堂々としていて美しいです。

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どの角度から見ても風情があります!

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特に、東側の廊下を減築して作ったデッキがお気に入り!

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杉板を張った北側はまったく違う表情を見せています。

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西側の漆喰壁も美しいです!

 何と言っても、この家の一番の美しさは大屋根ですね!

移住したら中に居る時間より、外から見る時間を多くしようかな・・

うん!それで決まり!!

 

それでは今日はこの辺で!

 

 

古民家完成引き渡し日が決まった!

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今朝の八ヶ岳・・北杜市ライブカメラ

 

こんにちは!

本日の座間地方は霞みがちながらも晴れ☀

寒いです!

 

ついに大泉の古民家の完成引き渡し日が決まりました!

3月7日!!ジャーン!!!!!!!

待った、待った、待った、待ちくたびれた!!

古民家に出会ったのは2017年6月8日。

8月に契約し、9月に購入。

明治12年築(移築の可能性があるのでもっと古いかも)の古民家を改修してくれる業者がなかなか見つからず、諦めかけたところで老建築家との出会いがあり、2018年1月より改修に向けた打ち合わせを始めました。

そして7月に工事開始。

当初の完成予定は2月上旬のはずが、お決まりの工期延長で先が見えなくなりました。

古民家に入れる家具の注文やカーテン類のオーダーもしたいのに足止めされ、気持ちがはやるばかり・・。

昨年の11月までは「ふるさと情報館」の体験住宅に泊り、日中は庭の草苅りや近隣の小観光などをしてましたが、12月からは日が短いのと寒いのとでやることがなくなり、完成をひたすら待つのみの日々。。。

改修といっても単なるリフォームではなく、屋根と柱を残して全部作り直すリノベーション・・TVでやってた「ビフォアーアフター」の世界です。

10年前に今の家を建てた時よりお金がかかりました。←老後の資金は大丈夫だろうか・・いや、大丈夫!野菜を自給して食費を節約するのだ!!

古民家が残らない理由が分かります。

だって新しく建てた方が早くて安いもん!!

それに古民家は解体してみて分かることや、日本の古いサイズで作られているので、色々制約が多いのも難点。

私たちはフローリングで洋風のスタイルが希望のため、間取りはすべて新しくしました。

途中「本当に大丈夫??」と心配したこともありましたが、何とかなるもんです。

抜けない柱や妙なところに出っ張ってる梁は「味わい」ということで一件落着。

・・・

引き渡し日が決まり、家具や備品の注文を済ませました。

62歳でこんなワクワクの日々が来るなんて、最高です!

3月6日は37年目の結婚記念日・・そして7日からいよいよ二地域居住が始まります!!

大泉で思いっきり楽しむんだ!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 


 

全ては愛を学ぶため

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こんにちは!

本日の座間地方は曇り・・ドンヨリとした雪空です。

寒っ!!

 

今日は最近思っていることについて書き留めたいと思います。

スピ的なことなので、嫌いな人はスルーしてくださいね!

 

人間、生きていると色んなことに遭遇します。

嬉しいこと、悲しいこと、辛いこと、苦しいこと・・私たちの心は泣いたり笑ったり、苦しんだり喜んだり、悩んだり楽天的になったりと、なかなか忙しいです。

私たちに起きてくることは、どんなことであれ、愛を学ぶためなんだなあ・・と思います。

愛には色々あります。

恋愛とか親子の愛ばかりが愛ではありません。

苦しんで苦しみ抜いて何かを理解する(悟る)のも愛の1つのかたち。

体験を通し人生というものを理解する(悟る)のも愛の1つのかたち。

 

私で言えば、レッスンは愛・・歌を歌うのも聞くのも愛のあらわれ。

たわいのない話しをするのも愛のあらわれ。

泣くのも、笑うのも、怒るのも、愛のあらわれ。

父の介護で大変だったことも愛をちゃんと知るため。

更年期障害で苦しんだのも、苦しみを通して本当の愛に近づくため。

生きている限り色んなことが起きてくるけど、ぜんぶ、愛を学ぶため。

 

愛を学び、愛を顕現することで、魂は成長します。

人間がこの世に生きるたった1つの理由は、愛に近づき、愛を顕現することなんだと思います。

だから学び終えるまで、何回も生まれ変わるんですね。

愛の度数が上がると、輪廻転生から卒業できるということのようですが・・

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私はあと何回生まれ変わらなくちゃならないんだろう?(ため息)

 

それでは今日はこの辺で!

 

 

 

 

 

 

 

感謝の時

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二月の風景

 

おはようございます。

本日の座間地方は晴れ☀☀

暖かい日になりそうです。

 

昨日、二期会オペラ研修所予科クラスの試演会がありました。

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最初の演目<フィガロの結婚>No.14~16のセット(二期会会館スタジオ)

いつものことながら本番が一番の出来で、他のクラスの先生方にも褒めていただき嬉しかったです!

予科は3クラスあり、すべての試演会は午後8時ころに終了。

クラスの打ち上げは千駄ヶ谷から5分ほどの「○○牧場」←(名前が思い出せない)という鶏肉の専門店で行われました。

5時半の休憩で出たお弁当を空腹のあまり全部食べてしまったので、乾杯のビールがいまいち美味しくなかったのが残念でした。。

楽しい宴もたけなわの頃、サプライズがありました。

クラスの先生方や生徒たちが、大きなバラの花束と寄せ書きをプレゼントしてくれたのです。
 サッパリといつものように打ち上げを終えるつもりが、みんなの温かい心に触れて泣いてしまいました。

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主任の川上先生が、

「本当は去年で任期が来ていたのを、事務所に頼んで延期してもらったんだ。もう1年延期したかったけど私の力不足で出来なかった。ごめんな!」

とおっしゃってくださいました。

そうだったんですね。知らなかった。。

そのお気持ちを知れただけで、すごく報われた気がします。

生徒たちに北杜市の古民家の話しをしたら、遊びに来たいと言ってくれました。

落ち着いたら何か楽しいことを企画したいなあと思います。

帰り道はなぜこんなに泣けるのだろうというくらい、涙が溢れて止まりません。

座間駅からの暗い夜道を大声で泣きながら歩きました。

一言で言えば、

「感謝」

この素晴らしい時間が与えられていたことが、ただただ、ありがたくて・・。

・・

そんな訳で、今朝の私は目が腫れてとても外に出られる顔ではないのです。。

月曜日は一週間の買い物デーなのですが、どうしよう・・・

昨日の余韻で胸がいっぱいなので、少しクールダウンしてから出かけようと思います!

 

それでは今日はこの辺で!

 

 

 



大泉町は雪景色

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今朝の八ヶ岳・・北杜市観光協会ライブカメラ

 

おはようございます。

今朝の座間地方は晴れ☀☀・・昨日冠雪していた丹沢山地は僅かに雪が残っていますが、手前の山々はすっかり溶けています。

 

さて「北杜市観光協会ライブカメラ」で大泉町の様子を見るのを楽しみにしていますが、今日は山ばかりでなく平地にも積雪がありました。

我が古民家にほど近い場所に3台(なのか3方向なのか不明)のライブカメラが設置されていて、大泉町谷戸(町屋に近い方)近辺の様子をタイムリーに見ることが出来ます。

また、お天気や気温の観測所も我が家に近いので、わりと正確な情報を得ることが出来ます。

北杜市は標高差や地域によっての日照時間の差があり、車で行けばすぐそこの場所でも気温や積雪がだいぶ違うのです。

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写真を見るだけで寒さが伝わってきます。

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甲斐駒と南アルプス

この様子だと我が家の庭や畑にも積もっていることでしょう。

我が家は標高850m、大泉温泉から田んぼを挟んで西側、ひまわり市場に歩いて8分くらいの所にあります。

縦長の大泉町の下の方に位置していて、上の方の別荘エリアとは気温や積雪が違います。上で積もっていても、こちらは比較的早く溶けるようです。

一昨日大泉に行った時は雪は全くなくて、気温も座間とそれほど違う感じはしませんでしたが、さすがに今日は寒いでしょうね。

でも住んでいる人たちは温かい室内にいるでしょうから、外の寒さはあまり関係ないですね!

ああ、早く古民家に泊まりたい!

もう待ちくたびれた〜〜〜〜!!

それでは皆さん、良い一日をお過ごし下さい!

大泉日記・・改修工事開始およそ7ヶ月が経ちました!

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昨夜の寒波ですっかり雪化粧した大山と丹沢山地

 

こんにちは!

本日の座間地方は晴れ☀☀☀

朝カーテンを開けると丹沢がすっかり雪化粧し息を吞むような美しさでした。

今このブログを書いているお昼には手前の山々の雪が溶けてきて、いつもの丹沢に戻りつつありますが・・

 

さて、昨日3週間ぶりに大泉の古民家に行きました。

昨日は寒波の影響で関東甲信地方は分厚い雲に覆われ、大泉は午後になると冷たい小雨が降り始めました。

北杜市役所から翌朝の路面凍結への注意をうながす放送があり、座間では聞いたことがない放送なので、「ああ、ここはそういう地域なのだな」とあらためて実感しました。

肝心の古民家の工事といえば・・

前回から目に見えて変わったところは、東のデッキと南の縁側がついたのと、土間とアトリエのコンクリが打たれたところくらいでした。

居住スペースの方は、キッチンが入った以外はほとんど変化がないように見えました。

1月10日に行ったとき大工さんが「外構工事は遅れるけど、家の方は順調だから2月中旬には出来上がる」と言ってましたが、今回は口ごもるばかりでいつ頃完成なのか言ってくれませんでした。

状況から見ると、完成は早くても3月下旬、下手すると4月にずれ込む可能性が大きいと思いました。

また今回は、工事費が予算をオーバーしそうだから塀のペイント(こちらも見積もりに入っていた)を止める方向にしたいという申し入れがありました。

「ええ???今さら何言ってんの?!!」

工事費がオーバーしないようにあちこち削って、多分40~50万円程度はゆとりがあるはずなのに、その上ペイント代も削るなんて、いったい何がどれだけオーバーしてるのでしょう?

「有線ランの工事は当初の見積もりに入ってなかった」というのが大きな理由だけど、どう計算しても削った分で十分賄えるはず。

どんぶり勘定で物を言っているから、こちらは納得出来ません。

しかも今さら、

「二人で(建築家と大工)で初めから思っていたんだけど、塀はペイントしても剥がれて汚くなるから塗らない方が良いと思う。」ですって!!!

塀の補修を相談したときに「ペイントでいけるでしょう、大丈夫です。全体の予算に入れましょう。」と言ったのは建築家でした。

それをこの後に及んで、何をのたまうのだ!!!!!!!

大工は大工で(だんだん言葉遣いが荒くなってる)、こちらがお願いしたことをすっかり忘れていて、しかも頭の中が混線状態で変なことを言ってくる。

大丈夫??

自分もいずれは高齢になるから仕方がないことかもしれないけど、認知が入り始めたとしか思えない建築家(81)と大工(75)のコンビなのでした。

疲れる。。

大泉行きの前日は遠足を楽しみにしている子どものようにウキウキ気分だったのに、さんざんな一日でした。。

怒りが頂点に達し、お天気もあいにくだったので、さっさと帰ってきました。

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丹沢の左半分と・・

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右半分・・

それにしても、私のように気が強くて激しい女が相手では、旦那を含めた男たちは大変ですね。(・・と思う心の余裕もあるワタクシ ← 自画自賛

と言うわけで二地域居住の時期は少し遠のきました。

次回大泉行きは2月中旬すぎ・・どうなっていることでしょうか・・

それでは今日はこの辺で!

 

卒業を前にして・・

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夕方の新宿西口・・オペラ研修所で使っているスタジオはここから歩いて15分ほどのところにある。

 

おはようございます!

本日の座間地方は雲が多いながらも、時々薄日が差すお天気です。

 

この3月いっぱいで最後の公の仕事を辞めるので、自分の記録のために記事に残そうと思います。

最後の公職になったのは二期会オペラ研修所。

思い起こせばオペラの道に進む一歩になったのが、この研修所でした。

当時は「二期会オペラ研究所」という名称で、私はそこの研究生を3年間しました。

研究生を1年終わったところで結婚し、自分の可能性を試してみたくて1年休学することにしました。

その間にフランスのニースに短期留学したり、NHKプロモーションが主催する俳優養成所に通ったりしました。

結果、「私はやっぱりオペラの勉強がしたい」とはっきり自覚でき、研究生に復学しました。そして足かけ4年の月日をかけ研究所を修了することになります。

研究所の学費と生活費は、ある短大と付属高校の講師や二カ所の音楽教室と自宅のレッスンで稼ぎました。

修了後まもなく友人に誘われて日本オペラ協会のオーディションを受けに行くも、「日本オペラを見たこともない人は受け入れられない」と不合格・・。

しかし、その場に居合わせた藤原歌劇団の総監督、五十嵐喜芳先生に声をかけていただき、藤原歌劇団でオペラ歌手の道を歩むことになりました。

29歳の時、藤原歌劇団本公演”カヴァレリア・ルスティカーナ」のローラに抜擢され、東京文化会館大ホールでメジャーデビューしました。

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1990年NHKモーツァルトイヤー公演「魔笛」ダーメⅢ・・隣は衣装デザインをコシノジュンコさん。

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二回目に”カヴァレリア・ルスティカーナ”のローラ・・隣は世界的トップスターのバリトン歌手カプッチッリ氏。私は彼の浮気妻の役でした!

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こちらも世界的ソプラノ歌手のゲオルギュさん・・”椿姫”の公演で主役のヴィオレッタ役のピンチヒッターとして急きょ来日した。まだ出始めのころだった。今は完全にあり得ない話し。私はフローラを演じた。

その後は次々と大きな役が与えられ20年にわたり看板歌手の一人として活躍、新国立劇場へのデビューも果たしました。その間、文化庁芸術家在外派遣研修員に選ばれ、イタリアのミラノに留学させてもらうという幸運にも恵まれました。

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これも凄いお宝写真・・世界的スターでバリトン歌手のレナート・ブルゾン氏と東京文化会館の楽屋廊下でツーショット。ヴェルディのオペラ”運命の力”で世界的な歌手と混じり主役の一人であるプレツィオジッラを演じました。

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主役のレオノーラを歌ったソプラノのカゾッラさんと・・この方は凄くパワフルな声でした。

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新国立劇場公演”ナブッコ”のフェネーナ・・隣はバス歌手のジャイオッティ氏。写真立てに入れておいたらガラスにくっついて取り出し不能になってしまった!!

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何十回と歌った”蝶々夫人”のスズキ・・お気に入りの一枚!

・・とは言え、こういう仕事は不安定なので、傍らで3つの大学の非常勤講師をかけもちしていました。

昼間は仕事、夜は稽古の日々・・自宅でレッスンもしていたので、目の回るような忙しさでした。

家庭生活もしてたので、どうやって家事をこなしていたのか、今思い起こしても不思議でなりません。。

時は流れ、50歳を目前にしたある日、私は突然、藤原歌劇団を辞めました。

自分の中で何かが終わってしまったのです。

「もうオペラの舞台に立てないかも知れない」

それでもいいと、私は腹をくくっていました。

結果的には新国立劇場や国民芸術祭のオペラ公演などのオファーがあり、大きい舞台からの完全引退は55歳を迎えるころでした。

藤原を辞めた私は、1年後に古巣の二期会のオーディションを受け再入会しました。

オペラをやりたいというよりは、まだこの世界から離れたくない・・という思いがあったのだと思います。

話しをオペラ研修所に戻します。

二期会に再入会して一年半ほどたった頃、その頃研修所で教えてらした平野忠彦先生(元芸大教授)から急な電話が入り、春から研修所で教えないかと誘われました。

藤原から出戻りの私を講師に招いて下さるなんて、ビックリポンのお話でした。

それから11年の歳月が流れ、出発の場所だった二期会オペラ研修所を本当に卒業することになりました。

振り出しに戻って「上がり」なんて話しが出来すぎだって!(笑)

・・ここからは多分二度と訪れることのない新宿のスタジオに向かう道すがらを載せます。

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甲州街道に向かう歩道橋から

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高いビルばかりで目眩がする!

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ここを左に行きます!

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新宿警察署

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一番上の階まで電気が付いてる!

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見慣れたマックの横を通り・・

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見事なモニュメントがあるのに、意識して見る人は誰もいない・・

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それにしても車が多い・・

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成子坂下の交差点・・右の方にイルミネーションがあるのに気づかなかった!

この交差点の先を左に曲がるとスタジオがある。

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元淀橋第三小学校(定かでない)だったところをスタジオとして貸し出している。

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校舎を抜けて校庭の奥に建てられた防音スタジオ棟・・新国立劇場バレエ団と二期会オペラ研修所が主に使っている。

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校庭は高層ビルに囲まれている。

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スタジオ入り口

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帰り道・・歩道橋を上るところ

私は田舎者で都会好きではないのに、何だかこういう所を歩くはめになっていた。。

でも、こういう暮らしはもうすぐ終わる!!

 

舞台写真は自分の記録のために、折に触れ載せたいと思います。

 

それで今日はこの辺で!

 

 

ピアノは大天使と同じ名前だった?!

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44年連れ添った相棒のピアノ

 

こんにちは!

本日の座間地方は時間が経つにつれ、ドンヨリとした曇り空になってきました。

オペラ研修所の出講日はこういうお天気が多いような気がする・・今日は傘を持って出かけたほうが良いかも!

 

ところで、昨日私のピアノと会話が出来るピアニストのABさんが、試験が近い弟子の伴奏で来ました。

レッスンが終わったあと、

「調律師から連絡が来てるんだけど、どう思う?」と聞きました。

実は我が相棒のピアノ、十数年お願いしてきた調律師と相性が悪かったことが分かり(ピアノがABさんを通して訴えた)、もう1年近く調律をしていません。

ずっと年に二回づつ調律していたので、最近何となく音が狂って来ました。

それで聞いてみたのです。

ピアノ自身はいたって平気・・大丈夫って感じ。

あの調律師がそんなに嫌なら、女性の調律師に頼もうか?って聞いてもらったら、

「女性の調律師は仕事が雑だからな!」とのたまう。。

そう言えば、今の調律師の前に2~3回女性の調律師に頼んだことがあったっけ・・。

あの人雑だったんだね!

その時ふと、「家が自分の名を名乗ったと」いう大昔に読んだ記事を思い出したので、

「もしかしてこのピアノ、名前あるの?聞いてみて!」とお願いしました。

その問いに初めは「名前なんてないよ!」と言っていたのに、しつこく聞くと

「おれはマイクっていうんだ!」と冗談ぽく答えました。

「でも冗談かも、名前は持ち主がつけるんじゃないの?私のピアノはフランツっていう名前をつけたよ。でも、このピアノはマイクがイケメンで格好いい名前だと思ってるみたいだからイケメンの名前がいいかも。」とABさんが言いました。

イケメンで格好いい名前ねえ・・

「じゃあアラン・ドロンのアランはどう?」と私。

するとピアノは、「おれマイクがいい!」とのたまった。。

なんだ!やっぱりあなたはマイクなんじゃない!!

ということで、我が相棒はマイクという名前だと分かりました。

ちょっと待って・・

ええと・・マイクって、もしかしてミカエルの愛称じゃないの?(注:Michaelは言語によって色んな読み方をし、英語ではマイケル)

大天使ミカエルと同じ名前だ・・

そしてピアノの正式名:ミカエル、愛称:マイク、ということに落ち着きました。

記事はまだ続くのですが、レッスン時間が来たので後ほど書き足します。

続き・・

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イケメン、マイクの横顔

私が歌わなくなってしまうとマイクが悲しむんだろうなあ・・と思います。

レッスン生が多い日のマイクはご機嫌!・・ってことは、自分をたくさん使ってもらうのが嬉しいんですね!

彼を悲しませないために、音楽を続けなくちゃ・・。

今から夕飯の支度をしてオペラ研修所に出かけるので、時間がなくなってしまいました。

それでは今日はこの辺で!

 

 

 

 

 

大泉日記・・改修工事半年が経ちました!

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東から見た古民家

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わたくしの影

 

こんばんは!

今日は3週間ぶりに大泉にいきました。

内装の木工事に入っているので、外観の変化はありません。

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玄関・・引き戸は古いのがはまっていますが、新調するので雰囲気が変わると思います。

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玄関ホール(土間スペース)・・腰壁がつきました。上の壁は珪藻土クロス仕上げします。天井を抜いて吹き抜けになる予定。

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My Room・・老後の暮らしは夫婦別室、夫の寝室は隣。

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キッチンスペースから居間を見る・・居間の天井も抜いて吹き抜けにします。

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玄関ホール左側は夫のアトリエ・・床はモルタル、一部フローリングにします。

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西側はこんな感じ。

夫のマルセル君は裏の暴風林の枝打ちをするというので、私は近所を散歩しました。

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古民家から左に出て南に下ると、こじんまりとした里山の風景があります。前方にみえるのは茅が岳。

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もう50メートルほど下り、ふり返ると里山の向こうに八ヶ岳が覗いています。

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正面にはドーンと富士山、今日は霞んでいますが・・

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この辺りは、八ヶ岳の山体崩壊で流れてきた土砂が溜まって出来た小山があちこちにあります。

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小山が里山の風景を作っています。

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おとぎ話に出てきそうな茅葺き屋根の古民家もあります。

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グルッと回って東北方向から我が家を撮影・・暴風林に隠れた左側の屋根が母屋、右側がお蔵です。この角度から見るとなかなか風情がありますね。

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空はこんな感じ

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裏の畑からの風景・・左端に八ヶ岳が少し見えています。

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大泉郵便局近くの絶景ポイントの写真も、もちろん撮りました。

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八ヶ岳・・暗いですが午後1時頃の写真です。

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右奥の赤岳(八ヶ岳連峰の最高峰)が冠雪しています。

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午後4時過ぎに再び絶景ポイントへ・・山の色が変わっているのは夕日が当たっている場所。モルゲンロートの逆、、なんて言うんだろう??

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赤岳を中心に写してみる!

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今日は一日中、西方向に不気味な雲が居座っていた。。

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甲斐駒ヶ岳は暗い雲に覆われていた。あの雲の下は雪が降っているのだろうか・・

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やっぱり空を撮りたくなる!

古民家から郵便局までは歩いて13分程度の距離ですが、そこだけ雨が降ったあとがあり不思議な感じがしました。

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古民家の話しに戻ります。

大工さんから完成引き渡しを一ヶ月伸ばしたいと申し出がありました。

古民家は予定通り2月半ばに完成するものの、真冬の外構工事が出来ないため(コンクリが凍ってしまう)、気温が上がるのを待って工事する、ということでした。

家に住むことさえ出来れば問題ないので、外構工事の遅れは問題ありません。

それにしても、あと一ヶ月あまりで住める状態になるようには見えない現場の様子でした。。

次回は今月末の予定。

目に見える変化があるだろうか・・楽しみです!

 

それでは今日はこの辺で!

 

 

 

 

徒然に・・

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今朝の大山と空

 

おはようございます。

本日の座間地方は晴れ☀☀

山と空模様は毎日見ても飽きません。

飽きないのを良いことに、見る度に写したくなります。

そんな訳で、ブログやfacebookは山と雲の写真が大半を占めています。

ところで・・ 

3月いっぱいで「最後のおつとめ」のオペラ研修所が終わります。

公職から解放されるので気分的には開放感いっぱいなのですが、現実は試験やら何やらで、もうしばらく気忙しい日々が続きそうです。

気忙しいのは、古民家改修が最終局面を迎えているせいもあります。

完成と同時にカーテンや家具を入れるのでその選定や、田舎暮らし用の車に試乗に行ったり(今の車は燃費がリッター7キロ弱と超燃費が悪い!)・・仕事以外の時間は雑事に取られている毎日です。

庭の整備もあるしね・・

でも、今が一番楽しいんだろうなあと思います。

 

ところで前述のとおり、私の投稿写真は山と空模様の写真と時々古民家が大半を占めています。緑の写真もそれなりに多いかな・・。

ということは、、私の頭の中はそれらのことでいっぱいなんだ!と思います。

あれ〜!歌はどこに行ったのだろうか??

まあ、自分を占めていることはその都度移り変わっていくでしょうから、そのうちヒョイッと歌が戻ってきてくれることに期待しましょう。

そうじゃないと、せっかくお蔵を音楽サロンに改装する意味がなくなっちゃうし、長年連れ添ったピアノも可哀相ですものね。。

 

本日のオマケ写真 ↓  最近の空の写真です。

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1月7日夕方

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元旦の午後の大山

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元旦日の入り

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2018年大晦日遅い午後の空

 

それでは皆さん、良い一日を!