こんばんは!
明後日の引っ越しを控え、準備に追われています。
今日はピアノの搬出。
大好きなレッスン室で、このピアノで、自分の歌声を響かせるのは、とうとう今日が最後の日になってしまいました。
自分の全てをつぎ込んで作ったこの部屋を、こんなに早く手放すことになるなんて・・。
もっと長く使ってあげたかった、本当にごめんなさい。
最後に「カルメン」のハバネラとセギディーリャを、レッスン室のために歌いました。
2008年にこの家を新築し、10月15日に引っ越してきました。
その時には「終の棲家」にするつもりでした。
それが、
2011年の東日本大震災と原発事故という、私にとって人生の価値感を大きく変える出来事が起きてしまいました。
この大災害で、自分の中に「関東を離れる」という思いが芽生えました。
でも、夢を詰め込んで建てた家を簡単に手放すことが出来るはずもありません。
本当に色んなことを考えて、考えて、考え続けました。
食生活や生活の仕方を変え、「生きる」ということと真剣に向き合ってきた年月でした。
そして次の住処を探し続け、一昨年の6月に八ヶ岳南麓の地に出会い、夫が65才を迎えるタイミングで完全移住を実現することになりました。
荷物を片付け、ガランとしたレッスン室
断捨離をかねた引っ越し準備ですが、楽譜や舞台写真や演奏資料はどうしても捨てられません。
それが自分が今まで生きてきた証なんだと思います。
明日は夫のバイクの搬出をし、明後日はいよいよ引っ越し当日です。
それでは今日はこの辺で!