こんばんは!
本日、最後の公職が完結しました。
プライベートレッスンはするので仕事は続けるのですが、でも、大きな節目を越えたと感じています。
最後の公職では少しずつ裃(かみしも)を脱ぎ始め、完全に脱いで卒業することが出来ました。
自分らしくいても受け入れてもらえることを経験しました。
今思う事は、「始めから裃を着ている必要はなかった。」ということです。
どんな私でも、「そのまま」で良かったのです。
人の言動や顔色を気にしたりとか、もっと人に認められたいとか、先の事を心配しすぎたりとか、後悔したりとか・・諸々・・色んなことで自分を縛り、苦しい思いをした時代もありました。
でも、そんな小さな自分の殻がいつの間にか消えていました。
サナギから蝶に脱皮した感じです。
礼儀さえ忘れなければ、あとはどうでもいいんです。
どんな自分を生きてもOK!
ようやく本来の自分に戻りました。
・・・
今日はオペラ研修所の二次入試の最終日でした。
試験が終わり金兵衛のお弁当をいただいて、他の先生方と念入りなお別れをしました。
古民家に遊びに来たいと言ってくださる方が何人もいて嬉しかったです。
これから人間同士の本当のお付き合いが始まるんだなあと、楽しくなりました。
自宅に戻ってからホームレッスンもあり、普段だと疲れてしまって自分の練習をする気にならないのですが、今日は違っていました。
薄れかけていた「歌への情熱」がムクムクと湧いてきたのです!
これには自分でもビックリポンでした。
これまでいくらモチベーションを上げようとしても、上がらなかったのが勝手に上がりはじめたのですから・・。
最近、発声の極意をまた1つ発見しました。
それで声の扱いが自由になってきたのもありますが、62歳にしてまだ「伸びしろ」があることが分かったことが本当に嬉しいです。
諦めていた曲がまた歌える!
これからは自分の魂の歓びのために歌おうと思います。
自分で自分を繋いでいけるのは、私にとっては歌だけです。
12歳で声楽を始め、50年の歌人生を送ってきました。
モチベーションが上がらなくて「もう歌人生はおしまいかもしれない。」と諦めかけていましたが、今日の節目が私の「歌手魂」を復活させてくれました。
命のかぎり、自分の歌に挑戦していこうと思います。
今日という日に乾杯!!