こんばんは!
今日はマルセル君と多摩センターのイオンシネマでドキュメンタリー映画「人生フルーツ」を観ました。
自宅の庭に雑木林を作り、果樹を育て、野菜を作り、何でも出来る事はコツコツと自分たちでやる生き方をしてきた、90才と87才の建築家夫婦の丁寧で坦々とした日常を描き出していました。
老夫婦の自然への尊敬の念を深く感じました。
命の輝きに満ちた、美しい時間の積み重ね・・
私もこういう生き方がしたいと心から思います。
心の奥底までにズンと来ました・・
撮影中の予期せぬ夫の死・・庭仕事のあと昼寝をして、そのまま帰らぬ人になりました。
徳のある人だけが迎えられる死のかたち・・
この方はご自分の生を完成されたのだと思いました。
残された奥様は、愛情がこもった手作り料理を作りつづけていたのに、
「もっと美味しいものを食べさせてあげれば良かった」
とおっしゃっていました。
お二人で営んできたスローライフは、どれほど豊かで重みのあるものだったことでしょう。
「寿命が尽きるまで生きたら、そちらに逝きますから・・」
きっと奥様もご自分の人生を完成させて、愛するパートナーのもとに旅立たれることでしょう。
深すぎて・・私の陳腐な言葉ではお伝えできません。
観客はシニア世代が中心で、若い方もチラホラといったところでしょうか。
今日が平日のせいかもしれませんが。
どこでも上映している映画ではありませんが、上映館を探してぜひご覧になってみてください。
それではお休みなさい☆ZZZ☆