こんにちは!
本日の座間地方、風が強いですがスッキリした晴天になりました☀☀☀
久々の完全オフなので図書館にでも行こうと思っていましたが、急に記事が書きたくなりました。
というのは、ここ数年モヤモヤと心にあったものが言葉としてハッキリしたので、出してみたくなったのです。
私は昨年12月14日に60才になりました。
12才から声楽を始め、高校の音楽科、東京芸大と進み、オペラの舞台に立ち、国費で留学もしました。
大学やオペラ研修所や自宅で生徒を教え、今も相変わらず声楽の道を歩いています。
さまざまな苦労や嬉しいことに出会い、乗り越え、細々ながらも声楽の一本道を歩いてきました。
自分の人生に後悔はありませんが、ここ数年は「これから先どう生きていこうか?」という問いがずっと胸にありました。
今は取りあえず「今までの延長線上」で生きてる感じです。
今までの延長線上とは・・オペラに燃えた20代半ばから50代前半までの、いわば「オペラ青春期」の残り香の中で生きているということです。
引退公演となった新国立劇場の<鹿鳴館>から7年が経ち、自分の中からオペラ歌手の濃度が希薄になりました。
いつまでも続くことではない「今までの延長線上」にいるのはもう終わりにしようと思います。
もちろん長いことオペラ歌手をやっていたわけだから、血肉に染みこんだものはありますが、オペラの世界で生きることで背負った業(〘仏〙前世の因縁によってこの世で受けるむくい。ゴウ「業因」)を卒業します。
私のいう卒業は「ある段階や時期を通り過ぎること」です。
すべては過去完了。
さて、心が定まったとして、しばらくは新しい人生に向かう過渡期として過ごします。
過渡期は今までのことをやりながら、次の人生の苗を育てる時期になります。
また古い想念や観念を手放し、書き換え、新しい歴史の記録が始まる時でもあります。
幻想でしかない「今までの延長線上」で生きることは心地悪いですもんね。
さて、次はどんな苗を育てましょうか!!
それでは皆さん、ごきげんよう!