手前の一列が「こんにちは!」と言わんばかりに、こちらを向いて整列してる様子が何とも可愛らしいです。
おはようございます。
本日の座間地方・・空がかなり霞んでいます。春霞みか pm2.5か・・
昨夜は、ドイツに住んでいる古い友人から電話がありました。
大学時代の悪友で親友です。彼女は国際的に活躍するオペラ歌手で、名前を出せばオペラファンなら誰でも知っている人。
お互い忙しい時期は連絡を取り合うことがほとんどありませんでしたが、久しぶりに近況を報告しあったり時事問題を話し合ったり・・国際電話だというのに長話しをしました。
海とも山ともつかない若い頃からの友人ていいなあと思いました。たちまち若いころの感覚に戻って話せるんですもの。
私はいわゆる「井戸端会議的」な人付き合いが苦手で「我が道を行く」ところがありますが、母校芸大に来るような人は私みたいな人がけっこういたように思います。
彼女もそんな一人で、他の人とは出来ない政治や原発問題などの尖った話しをざっくばらんにすることが出来ます。感覚が似ているんですね。
だから親友(と言うより悪友が近い)になったんだなと、改めて感じました。
大学を出たての頃は先が見えず「音楽なんて実業じゃないし、何かあったら社会から真っ先に消えちゃうものだ」なんて思ってしょっちゅう悩んでいました。
どこかに所属し普通の社会人として出発するのではなく、ピアノを教えるアルバイトをしながら生計を立て、歌の勉強を続けていくのは本当に大変でした。
それでも一生懸命やっていれば、いつの間にか「歌」で生計が立つようになっていました。長い間には音楽大学やオペラ研修所で教える機会も巡ってきました。
私の回りでこの世界で生き残った人は「あきらめずやり続けた人」だと思います。
貧乏な時期も長かったですから(私の場合は親の援助がなく勉強を続けた)、お洒落するとか遊ぶとか全然しなかったですね。
・・音楽家として生きていく苦労や人並みの人生の苦労を重ね、ほどよく角(かど)が取れて久々に再会した友の声・・これからは前と違った「柔らかで優しい関係」が築いていけるのかなと、ちょっと嬉しくなりました。
それでは皆さん、ごきげんよう!!