日没後の西の空
こんばんは。
本日の座間地方は晴れ☀
飛行機雲?の消え残りが多い騒がしい空模様でした。。
久々の更新です。あまりに更新しないと訪れて下さる方がいなくなってしまいそうなので、徒然に思うことを書いてみようと思います。
二期会の試演会週間は終わったのですが、ここのところ入門する方が増えて余裕がなくなってしまいました。門を叩いて下さる方がいて本当に有り難いことです。
昨年は留学したり出産や家族の介護でレッスンに来られなくなった生徒が相次ぎ、この3月の発表会はどうなるかなと思っていましたが、ホームレッスンのお弟子さんに加え千葉大学の学生が多数出演してくれることになり、今回も賑やかな発表会になりそうでホッとしています。
初めての発表会は1996年でした。イタリアから帰国したばかりでまだ生徒さんが少なく、友人との共同開催でした。
3回目からは何とか単独開催出来るようになり、いつの間にか20数回の発表会を重ねることが出来ました。
更年期で不調の時期は「いつまで続けられるかな」という思いがあり、毎回「これで最後かもしれない」と覚悟してやっていました。
その気持ちが少しずつ変化し、今は「できる限り続けたい・・続けていこう!」と思えるようになりました。
内海康満さんが「中心感覚」という著書の中で次のように書いていらっしゃいます。
「・・前略・・イタリアという国も中心感覚の国であるといえる。・・古代ローマ以来の、何千年にわたる興亡や支配被支配の歴史の繰り返しのなかで、イタリア人というのは一つの確固とした民族哲学を身につけてしまっている。
それは・・人生はなるようにしかならないのだから・・精いっぱい自分が楽しみ、また人を楽しませることを生きることの第一義としていることである。
イタリア人は夕食に時間をかけ、おおいに飲みかつ食べ、おしゃべりを楽しんで飽きることがない。悩みや悲しみがあっても明るくふるまい、とにかくその時その場を楽しく過ごすことに情熱をそそぐ。楽しく時間を過ごす術(すべ)が世界一うまい人種である。・・中略・・
彼らは今日楽しまないと明日には悲しみが待っていること、人生は悲しみに多く時間を割いているほど長くはないことを歴史の中から学んでいる。・・後略・・」
人生は悲しみばかりでなく、「心配」や「怖れ」や「悩み」に多くの時間を割いているほど長くはありません。だから前向きに発表会を楽しみ、歌う歓びを分かち合いながら楽しんで続けていきたいと思います。
すべての人がいつか必ず向き合わなければならない「老い」への、私なりの挑戦かもしれません。
それでは今日はこの辺で、ごきげんよう!