こんにちは!
本日の座間地方、大山山系が少し霞んでいますが、穏やかな晴天です。☀
大雪に見舞われた地方では、まだ孤立している集落があるそうで、一日も早い復興をお祈りします。
ところで昨日のオペラ研修所の身体表現の授業は「ワルツ」でした。 18世紀までは舞踏は王侯貴族の社交・娯楽だったのが、19世紀になり一般市民の娯楽として登場してきたのがワルツだそうです。それが日本で普及したのが「鹿鳴館」での舞踏会。19世紀の間、ヨーロッパでは女性たちの衣装の変遷がありました。日本に入ってきた頃はお尻のうしろにボリュームを持たせたロングドレス(テールを引いている)で、襟元は首にフリルが立ち上がっているスタイルの衣装でした。
このスタイルのドレスは私も何度が舞台で着ています。最初はまだ若かりし頃演じた「蝶々夫人」ケイト役・・最近では新国立劇場での「鹿鳴館」の大徳寺夫人季子役の時にこのスタイルのドレスを着ました。
さて身体表現ではバロックダンス・コントルダンス・ワルツと時代を下りながら学びます。といっても各一回づつなので、表面をざっとなぞるだけのものですが・・でも知らないよりは知っている方が断然いいです。
ワルツの場合男性と組むのですが、残念なことに研修生はほとんど女性なので、男性役女性役に分かれてペアを組みます。
お互い手を繋ぎ、遠心力を使ってグルグル回ったりステップの練習をしてから、いよいよワルツを踊ります。この時男性役のリードが上手だと、女性はついて行くだけなので楽に美しく踊れます。今回は女性ばかりなので、男性役とはいってもリードする感覚は難しかったようで、「相撲の取り組み」みたいに見えちゃうペアもいて、大笑いさせていもらいました。
講師の先生(女性)が順番に生徒たちをリードして回してくれると、その心地よさに皆んな「歓喜の雄叫び」を上げていました。
私も舞台でワルツを踊る機会は何度かありましたが、日本人の男性はリードの仕方が余り上手じゃなくてギクシャクしてましたねえ。でも新国立劇場の「オネーギン」のオリガをやった時、相手役の外人歌手はリードが上手くて惚れましたわ♡♡♡
ワルツを踊る場合、多少オヘチャでもリードが上手いと「いい男」に見えるから不思議です。男性のリードで女性ホルモンが活性化するのかしらん?
もと女性で今は「その他」の私ですが、背中をグッとつり上げられるようにリードされ踊ったときの快感がよぎり、何となくオ・ン・ナに戻ったような気持ちになりました。
・・でも、今朝起きたらやっぱり「その他」に戻ってました。・・残念!
今日はもう一つ書きたい記事があるので、ページを改めます。では。