今朝の大山と丹沢山地・・二階リビングからこの山並みを眺めて、もう10年が経ってしまった!
こんにちは!
本日の座間地方は晴れ☀☀
気持ちのよいお天気になりました。
こんなに良いお天気なのに家にこもってます。
ここのところ時間があれば、大泉の家の照明プラン作りにアーでもないコーでもないと、アイデアを練っています。
何しろ古民家を吹き抜けにしたのでやたらと天井が高いのと、平らな天井がないのとで、照明の場所と器具選びで難航しています。
建築家が考えてくれたプランは趣味が合わず、全体的に暗めの感じ・・明るくすっきりとした照明にするにはどうしたもんかと・・無い知恵を絞っています。。
どうも私は何でも自分で決めたいタチのよう・・
知識も知恵も足りないのに、頑張るから頭が疲れてしもうた・・↘↘
さて、昨日の続きです!
芸大音楽学部の正門にようやくたどりついたところまで書きました。(ようやくというほど遠くないのに、あちこち寄り道したせいだ)
門柱に赤い枠があったかどうか忘れたが、大学の看板?は昔のまま。
守衛所もそのまま・・われら不審なシニア二人は呼び止められないかとヒヤヒヤしながら中に入る・・
守衛所の裏にあるこの建物は、かつて体育館として使われていた
。野口体操で有名な野口三千三(みちぞう)先生の「身体は大きな革袋・・流れて流れてグニャ〜、ユラユラ〜ニョロニョロ〜フニャフニャ〜!」といったこんにゃく体操を主体としたユニークな授業が繰り広げられていた。
余談だが、先日テレビで「身体は大きな革袋」は自分が創作した考え方だという風に言っていた40代とおぼしきヤカラがいたが、その人物は嘘をついている。
なぜなら、私は野口先生がその考えに至った経緯(戦争体験を含め)を繰り返し授業で聞いているから。教科書として使っていた「原初生命体としての人間」という著書に、野口先生の哲学が事細かに書かれている。
さて、最近は学外者も自由に敷地内に入れるようで、我ら怪しきシニア二人組は呼び止められることもなく無事潜入できた。
かつての体育館の隣の建物。入ったことがないが、こういう歴史的建造物が残ることを祈るような気持ちになる。
学生会館・・奥が学食<キャッスル>・・この建物は私が大学2年か3年のころ出来たと思う。何か古びてると思ったらもう40年経つんだ!時の流れを感じる。それ以前の<キャッスル>は現在の立派な奏楽堂の右奥の辺りにあり、木造だった。
知っている建物はここまで。
私の卒業と同時に始まった校舎の建て替え工事で、かつてレッスンを受けていた木造校舎はもうない。
この一角だけがかつての面影を残している。
通りを挟んで向かい側にある美術学部の敷地に建つ図書館・・授業の合間はほとんどここで過ごした。夫マルセル君とのデートもここだった。
美術学部の正門はすっかり変わり果てて撮影する気にならない。
正門を入って右に行く。植え込みの左奥に岡倉天心(東京美術学校時代の校長)の像がある。
さらに進むと・・
絵画棟・・油絵科や日本画科のアトリエがある。
絵画棟の奥には彫刻棟がある・・マルセル君もかつてここで制作していた。
これは何棟っていうか知らないが、かつては建築科や工芸科の人たちが使っていた。
この棟の前の狭いグランドが芸祭のメイン会場だったが、ますます狭くなっているからここでイベントをやったり露店を出せるのかな?
工事現場にあるような黄色いのがある辺りに、声楽科と建築科一年生合同の模擬店<ぺったんこ>というお餅の店を出店した。私は店長だったが、初日に料理しながら飲み過ぎて、気づいたら隣の茂みのなかで寝込んでいた。翌日は二日酔いで外に出られなかった。もちろん店長は解任・・忌まわしい想い出だ。
美術学部を入ったところにカフェの軽トラがある。まるで観光地!
美術学部の資料館・・通りに面して古い和風の門があり、一般客も入ることができる。
・・
昔と変わらぬ建物だけを撮影しましたが、美術館やホールなど新しくて立派な建物もあります。
ただ残念なのは、もともと狭い芸大の敷地に所狭しと建物が林立し、そこになんの統一感や美しさがないことでした。
芸術の学舎である東京芸術大学が「こんなんか・・」とちょっとがっかりしました。
・・さて気を取り直し、芸大から谷中に向かって歩きます。
このコーヒー屋はいったん閉店していたのを、芸大の女性講師が中心になりプロデュースして復活した。観光スポットになっていて、行列が出来るらしい・・。
車がとぎれた合間にパチリ!
・・ふと「Kさん元気かなあ?この辺だよね。」とよぎり、喫茶店の右の通りを数十メートル歩いたところにある<大雄寺>というお寺の前でマルセルくんが、
「ここじゃなかったっけ?でも”だいゆうじ”じゃなかった気がする。」
と立ち止まりました。
「”だいおうじ”だからここだよ!」と私。
ずんずん門の中へ入っていってピンポーン!!と呼び鈴を押しました。
そうしたら奥さんが出てきて、ホント15年ぶりくらいなのに覚えていてくれました。
「住職を呼びますね!」
Kさんは大学を卒業したころからの飲み友達。
マルセル君ともども一緒によく飲みに行きました。
座敷に上げてもらいひとしきり近況報告をし合ったところで、
「久しぶりに飲もうか?」ということになり湯島にくり出しました。
相変わらず夜の町の探索に余念のない生臭坊主?!は美味しいお店に連れて行ってくれました!
たくさん飲んだわりには二日酔いにもならず、良いお酒でした!!
それでは今日はこの辺で!